低山徘徊の記録



M2017 updated 2017-12-23

この週末は大雪に見舞われるとの予報に急かされ、近畿地方中部で土曜日午前中なら雪には会わないだろうと奈良県桜井市に出かけた。目論見通り雪には降られなかったが、冷たい強風に曝され非常な寒さを体験させられた。


 高槻を5時過ぎに出発、先週の金剛山登山と同じく南阪和道を経由し橿原市で降りた。国道165線から県道37号線に入り南下、下山場所の不動滝近くに駐車した。709出発するも、空は黒い雲に覆われ日の出時刻を過ぎても暗い。まずは集落内の舗装路を観音寺へ向う。道は林道となり、南音羽に733到着、ここから観音寺への参詣道が始まる。この道は舗装された林道であるが、傾斜がキビシイ。無心に歩き801寺に登り着く。立派な本堂に安全登山を祈願して806山道に入る。

 高度を上げて行くと風がびゅうびゅうと吹き付けてくる。「音羽山万葉展望台」を経由し、846音羽山山頂に立つ。山頂近くはうっすらと雪が積もっているが滑るほどではない。地面は固く凍り付き、却って歩きやすい。音羽山から一旦下り、経ガ塚山へ登り返すがものすごく冷たい風に煽られる。顔の皮膚が痛いほどに寒いので、堪らずアウターのフードをかぶる。この登りもかなりの急坂だが、風の冷たさに気を取られているうちに910経ガ塚山頂に到着。写真撮影のために手袋を脱ぐと指先が凍りそうだ。

 音羽三山の三番目は熊ガ岳で、946着。三山の中では最も標高が高く904mである。熊ガ岳山頂付近の登山道は熊笹に覆われ、それをかき分けて進まねばならない。1010巨大なマイクロ波反射板を通過。これは近鉄の所有物らしい(鉄道電話の中継用か)。1021大峠に降りる。ここまでほとんど休憩せずに歩き通したので、風の弱い場所を選んで昼食休憩とした。

 大峠から5分ほど下ると林道に出る。あとは楽勝と、林道に踏み出した途端ツルっと滑って転んでしまった。良く見ると路面に流れる水がツルツルに凍っている。安心した直後の注意力低下を大いに反省しつつ、どんどん下り1124駐車地に戻った。


お奨め度=3。 初春または晩秋なら気持ち良い縦走を楽しめるだろう。標高こそ低いがアップダウンが連続するので体力が必要である。今回は思いがけない冷たい風に難儀したが、持参したホカロン4個で助かった。出会った登山者はゼロ。このような悪天候の中、登る人はいない。


2017-No.03(2017.01.14)
奈良県桜井市
総歩行距離=9.76Km
累積標高差=963m

 


駐車場はない。筆者は林道脇の空地に停めさせていただいた。なお、針道より数分南へ行くと八井内交差点に駐車場及びトイレがある。トイレは観音寺にもあり。



知人の差し入れで台湾土産のカップラーメンを食した。商品名は「牛肉湯麺」、原材料表示がやけに詳しく記載されているが、もちろん判読不能である。内容は麺の他に、乾燥具材と油の小袋二つだ。ゆで時間がどこにも表示されていないのが不思議である。とにかく「山専用魔法瓶(2016-No.50参照)」の熱湯を注ぎ、5分ほど待つ。さてお味は…麺はモチモチとして食べ応えがある。これはもしかしたら湯温が低かったために十分戻り切らなかった結果かも知れない。スープは何の味か良く分からないが案外口に合う。ビーフエキスがベースのようでパクチーが感じられる。色はとても濃い(黒い)が、塩辛くはない。何の味か最後まで分からなかったが、全体としては合格点である。


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