あまり遠出をする気分ではなかったので、登ったことの無い能勢妙見山に行ってきた。この山の頂上部には立派な「能勢妙見宮」があり、そこまでは舗装道路が通じている。筆者はクルマでは何度か訪れたことがあるが自力で登るのは初めてである。
能勢鉄道妙見口駅には740到着、駅前の駐車場にクルマを乗り入れる。妙見宮へは阪急バスが運行されている他、妙見口駅から20分ほど歩けばケーブルカーとリフトを乗り継いで安直に登ることもできる。駐車場を管理している土産物屋にて駐車料金を払い、ついでに丹波黒豆の枝豆を購入し757出発する。駅前の登山コース案内を見ると、下山に使う予定であった「新滝道コース」が土砂崩れで通行止めと注意書きされている。登りは上杉尾根コースを行くので、下山ルートは後で検討することとして歩き出す。
駅前の「妙見参詣道(旧花折街道)」という舗装道路を進む。途中、「日本一の里山」なる看板がある(どのように認定されたかは不明である)。国道477号線を横断し林道をわずかに行くと登山口だ(815)。レスキューポイントを記した看板が設置されているのを横目に山に入る。尾根に登り着くまでは急坂が続くが、それもわずかな時間で快適な水平道となる。907アカマツ林にて小休憩をとる。その後、やや傾斜の強い道を登るとあっけなく頂上部一角の駐車場に飛び出した(927)。広大な駐車場を横切り、妙見宮(日蓮宗霊場)に向う。参道の途中にある「三角点→」に従って登り、938妙見山の山頂に到達した。三角点は宗教施設の片隅に遠慮がちに埋まっているだけで、山名票などは皆無である。
頂上部には多くの寺院や宿坊、売店、郵便局まである。ここを一周し、駐車場横の小高い広場で昼食休憩とした。下山は新滝道コースをあきらめ、初谷渓谷コースを利用。このルートは登る人と多くすれ違い、妙見山登山のメインコースのようだ。1224下山後、田園の中を駅へと向う。
道の傍らハロウィンカボチャの無人販売所があったので一個ゲット(¥100)。駅前駐車場に戻ると何やらイベントを催しており、いくつかの露店が出ている。見ると「コケ玉」を売っている店があり、その作り方などの話を聞くと製作体験ができると言う。それは遠慮して展示作品を一個購入。帰路、豊能町にある「弁天の里:卵かけごはん(TKG)店」に立ち寄った。この店は基本料金400円ほどを払うとご飯、味噌汁、漬物が出て、生卵は何と「掛け放題」なのである。卵を溶く醤油も三種類ほど常備されており、いつも混雑している(オプションとして唐揚げなども注文できる)。筆者は卵のみを購入して高槻へ戻った。
本コースのおすすめ度=4
関西では有名な初級ハイキングコースである。今回利用した登山路、下山路の他にもいくつかのルートが整備されている。出会った登山者は72名、さすがに人気の山である。