三連休の最終日(海の日)、東近江にある太郎坊宮とその裏山を訪ねた。太郎坊山は太郎坊宮(阿賀神社)のご神体で赤神山とも呼ばれる。赤神山から、箕作山、小脇山、岩戸山と縦走してきた。
今回は朝6時出発、連休だと言うのに高速道路はガラガラで、715太郎坊宮の駐車場に到着。天気が良く、鳥居のある山門からは太郎坊山が二等辺三角形に見える。ここから742段の石段を登って太郎坊宮を参拝し、名物の夫婦岩を通る予定である。石段登りは案外あっけない感じで終わり夫婦岩に到着したが、汗だくではある。この岩は高さ12mの巨岩が縦に真っ二つに割れており、その隙間(幅80cm)を通る。説明板には『この岩を通って参拝する者は、即座に病苦を除き諸願が成就するが、悪心ある者は岩に挟まれる』とある。筆者は、もちろん「悪心」などあるはずも無く、岩に挟まれずに無事通過。
その後裏参道の石段を下ってから、もう一度表参道の石段を上りハイキング道へと入る。登山道は歩きやすく、尾根の分岐から太郎坊山(赤神山)の頂上には820着。南側の眺望が素晴らしく、近江平野が一望できる。来た道を分岐まで戻り、尾根道を進む。多少のアップダウンを繰り返し853箕作山に到着。標高は373.5mで本日の最高峰である。オニギリを補給してから尾根を進み、935岩戸山に着く。この頂上には「旗振り場」というものがあり、何と米相場の情報を「旗」で、大阪から野洲、岩戸山を経て彦根佐和山へと通信していたのだと言う。
岩戸山からの下りは、登山道の両側にたくさんの石仏が鎮座しており、まるで石仏回廊だ。全部で160体あるとのこと。自然石を積んだ階段をどんどん下り、1008下山した。のどかな田園地帯を30分ほど歩き、駐車地に帰還。近くの日帰り温泉「蒲生野の湯」で汗を流してから帰宅した。
本コースのお奨め度 3
典型的な低山ハイキングであるが、トレーニングとしては適当である。また、太郎坊宮、十三仏などを見物するのも興味深い。出会った登山者は一名。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。