梅雨の晴れ間をぬっての山行だ。長老ヶ岳は京都府では7番目に高く、丹波地方では最高峰の山である。「丹波の長老さん」と呼ばれ、修験道の聖地でもあったという。ヒルに遭遇しないように尾根道を行くルートをピストンで登ってきた。
亀岡から京都縦貫道に乗り丹波ICで降りる。国道27号線から府道51号線を走り、仏主(ほどす)を目指す。集落を抜けガードレールの無い狭い林道を登って行き、森林公園駐車場に630到着。何と既に二台のクルマが停まっている。仕度をして648出発、登山道は管理棟の裏側から始まり「長老ヶ岳まで3.5Km」の標識がある。
五分程登ると、再びビックリ! 下山してくる二名とすれ違う。声をかけると「今日はあと、何山か登るので…」とのこと。この時間に下山するとは、日の出前から登り始めたに違いない。
登山道は木段の連続だ。しかし30分ほど我慢すると、緩やかな上り坂となる。せっせと登ると道幅が広くなり、まるでクルマでも走れそうだ。757無線中継所を過ぎると山頂直下の広場に出る。ここから最後の階段を上り、803山頂に立つ。山頂からは日本海(舞鶴湾)が見えると言うが、山頂は雲の中で眺望は全く利かない。山頂には「第43国民体育大会 和知町火 採火地」との立派なモニュメントが鎮座しているが、何のことか良く分からない。
824下山開始、とっとと下って920駐車場に帰着した。管理棟の水栓を借用して登山靴とストックを洗い、すぐそばのベンチで昼食(朝食?)休憩とした。帰路も順調で、正午前に高槻に帰ることができた。
本コースのお奨め度 4
今回歩いたのは「森林ふれあいロード」というハイキング道で、非常に歩きやすく、気軽に登れるコースである。下山は仏主峠から林道を延々と歩くコースもあるが、ピストン行程の方がマシだろう。出会った登山者は二名。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。