
京都北山にある桟敷ヶ岳は多くのガイドブックに紹介されている。しかしクルマでアクセスする場合の周回コースは林道歩きが長いので後回しにしていた。今回、林道歩きよりはピストンの方がマシと思いつき登ってきた。
桟敷ヶ岳は北山のほぼ中央に位置する。路線バス(もくもく号)が走っているが非常に不便である。従ってクルマ利用が良いのだが、冒頭にも記したように楽しい周回コースが計画できない。ネットで種々検索していると、志明院からのピストン山行記録に出会った。ピストン(同一行程を往復すること)は極力避けてきたので考慮の対象外であったが、このアイデアを頂戴した。
高槻を4時出発、志明院には530到着した。仕度をして543歩き出す。志明院裏手の山道を辿り、薬師峠まで沢沿いの道を登る。陰気で湿った沢道にはヒルが潜んでいそうで気味が悪い。何回かの徒渉も足早に通過する。606薬師峠着、六体の地蔵が並んで迎えて?くれる。「元禄元年」と彫られた墓石を見送り、稜線を北に進む。岩茸山(811m)に644着、小休憩をとったが樹林に囲まれた山頂は眺望ゼロである。
その後、電波反射板、送電鉄塔をくぐり720桟敷ヶ岳に到着した。山頂は平坦で広いが、ここも眺望はあまり利かない。どら焼きを補給し、来た道を戻る。復路では岩茸山を経由せず巻き道でショートカットする。薬師峠まで戻ってから尾根を直進し岩屋山(649m)に寄り道し、ここで昼食ラーメンとした。しかし時間は833なので「朝ラー」かも知れない。ラーメン昼食後、薬師峠から志明院に下山した。
本コースのお奨め度4
深山の雰囲気、静かな山道で京都北山の雰囲気を満喫できる。道標はほとんど無く(古いものが2〜3個あっただけ)テープが頼りだが、踏み跡はしっかりしているので慎重に歩けば問題ない。出会った登山者はゼロ。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。












