電車バスを利用しての山行で京都東山の大文字山を歩いたのだが、下山後に余裕があったので鞍馬〜貴船のハイキングコースも徘徊してきた。
自宅最寄りの停留所から始発バスで出発、JR山科駅には702到着した。時間が早いので、駅前のスタバでコーヒーを飲み725歩き出す。狭い通路の地下道をくぐり、JR線路の北側へ抜けて毘沙門堂を目指す。市街地の家々を眺めながら緩やかな上り坂を歩く。毘沙門堂からは道標によって大文字山方面へ導かれる。未舗装の林道を30分ほど進み、815山道に入る。大文字山への登路はたくさんあるが、今回歩くのはAコースだ。コースには多くの「119番通報ポイント」としてA1、A2…などの標識が立っている。
840稜線に出ると静かで快適な尾根道だ。848京都一周トレイルに合流すると道はさらに広がり歩きやすい。トレラン者と出会いながら858大文字山山頂の三角点に到着。京都市街地の眺望が開けてはいるが、薄モヤで良く見えない。この先は下り坂で915大文字焼の火床に着く。多くの登山者、毎日散歩などの人が続々と登って来る。そのままどんどん下って銀閣寺には10時に到着した。時間が早過ぎるので、もう一カ所の山歩きをすべく、出町柳駅に向う(1025着)。
出町柳駅からは叡山電鉄で終点の鞍馬駅まで乗車。鞍馬寺の入口近くの蕎麦屋に入り「きつねソバ」を食べ、鞍馬寺に入る。「愛山費」という名目の入山料300円を支払い境内へ。由岐神社を経由して金堂までは階段の連続で息が切れる。金堂の両脇には狛犬ならぬ「狛虎」が阿吽の姿で鎮座している。社殿の裏から貴船へ抜ける山道に入る。整備された遊歩道を辿り、不動堂、魔王殿などを横目に進み1300鞍馬寺西門を出ると貴船だ。貴船神社に参拝し、貴船川に点在する川床料理屋を見物しながら貴船バス停には1313到着。バスで叡山電鉄貴船口駅に出て出町柳へと戻った。
本コースのお奨め度3
今回の山科駅からの十文字山登山ルートAは歩きやすくお奨めである(左コースマップ参照)。稜線に出るまでは一人の登山者にも遭遇せず、静かな雰囲気を満喫できる。一方、十文字山周辺は登山者だらけ…という雰囲気であり面白みには欠けるが、火床からの眺望は素晴らしい。
鞍馬〜貴船間のハイキングルートは良く整備されており一般の観光客も多い。愛山費のお陰か、階段や手すりが随所に設置されている。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。