書写山は、西国三十三所の第27番 圓教寺の大伽藍が点在する山である。午後からの雨予報の中、軽いハイキング気分で登ってみたが登山道は岩の連続で楽しく、また圓教寺は古い建造物のオンパレードで想像以上に面白い山であった。

 筆者の勤務する事業所が休日だったため、平日の月曜日山行である。少し遅めに出発し、姫路まで山陽自動車道を走る。書写山にはロープウェイがあり、その駐車場に810到着。仕度をして818出発する。登山道は多数あり、その中の東坂参道を探す。道標は良く整備されており、住宅街の中で右左折を繰り返し迷わず登山口に到着できた。

 姫路近辺の他の山と同様に、書写山も岩肌が多く露出している。登山道はジグザグに付けられているが、露岩を直登するショートカットを選んで進む。露岩には所々にステップが切られており、また表面はグリップが効くので登りやすい。840「らかん岩」を過ぎ900ロープウェイ山上駅に到着した。すぐ先に圓教寺の志納所があり入山料500円を支払う。広い参道を登ると仁王門がありこれより境内だ。いくつかの建物を過ぎ922摩尼殿に到着。見上げる巨大な伽藍は「舞台造り」というそうだ。石段を登って拝礼し、順路に従って食堂(じきどう)を目指す。千年杉を見上げ、三つの堂(食堂、大講堂、常行堂)に至るが、古代に迷い込んだかのような雰囲気である。

 来た道を戻りロープウェイ山上駅に近づく頃、雨が降り出したのでロープウェイで下山。わずか10分で駐車場に戻った。その後、姫路城を見物し(内部には入らず)、名物「姫路おでん」を食べてから帰宅した。

本コースのお奨め度4

東坂参道の露岩登りは楽しい。圓教寺は紅葉の時期が最も人気があるとのことで、再訪してみたいと思わせる場所である。出会った登山者は一名(毎日登山のオバサンと推察)。観光客は多い。


2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。


2016年5月16日(No.18)

兵庫県姫路市

歩行距離=4.66Km
累積標高差=+383m
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ロープウェイ書写駅には広大な駐車場がある(無料)。トイレは書写駅、山上駅、圓教寺境内にあり。なお、ロープウェイは片道500円、往復900円である。

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今回は山での食事は無し。姫路城近くの食堂で試した「姫路おでん」は美味であった。特徴は醤油味の出汁で具を炊き、食べる際に生姜を付けるというもの。生姜が効いて非常にアッサリとした味わいである。おでんは、良く味がしみていた(しゅんでる…関西用語)。

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