2016年5月5日のこどもの日、鎧兜を制し山頂にて柏餅を食す。
GWの真っ最中、高槻を5時に出発し奈良県曽爾村に向かった。この地域には絶壁を擁する奇峰が点在する。その中で屏風岩には2015年に登ったが(レポートはこちら) [ch0]が、今回は兜岳と鎧岳を目指した。山麓から見上げる鎧岳は天を衝く岩峰に見えるが、実際には兜岳の方が急登の連続であった。
二山を縦走するコースが一般的のようだが、今回は両山の真ん中の鞍部に登り、そこから左右の山をピストンで往復するコースを選んだ。山麓の葛集落から細い林道を走り終点の少し手前の空き地に駐車する。752出発し文字通りのジグザグコースで高度を上げ818、峰坂︎峠に到着。左折してまずは兜岳を目指す。
直ぐに急登が始まる。フィックスロープを頼りにグングン高度を上げて、頂上かと思ったら偽ピークで一旦下り、再び急な登りだ。左側には鎧岳や曽爾高原、日本ボソ、倶留尊山が望める。風が非常に強く、立ち止まると寒いくらいだ。更に足下は意外と切れ落ちた痩せ尾根で慎重に足を運び、853山頂に立つ。
頂上は小広く、陽だまりが暖かくて気持ち良い。一服してから往路を戻り、今度は鎧岳に向かう。こちらのコースは兜岳ほどの急登はなく、稜線に出ると100mで山頂だ。山頂から南側は「危険、立ち入り禁止」の立札があり、例の絶壁部への進入を警告している。そちらへはあまり近づかずに、回れ右して来た道を戻る。順調に下山し、1054駐車地に戻る。近くの温泉「姫石の湯」で汗を流し、みつえ青少年旅行村にて車中泊キャンプをした。
本コースのお奨め度4
今回のコースは最短で兜岳と鎧岳を登ることができる。兜岳への登りはかなりの急坂なので慎重な足運びが必要。麓から見上げる絶壁の鎧岳に登った満足感は高いので評価4とした。出会った登山者は2名。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。