三連休の二日目に山行に出かけた。前回と前々回は鈴鹿の山を歩いたので、今回は比良山地の北東に伸びる稜線(リトル比良)を目指した。「リトル比良」との名前は可愛らしいが、アップダウンが連続し行程も長く、なかなか手強いコースだった。
三連休の中日なので早く出発し、早く帰ることを旨とし530高槻発、起点のJR湖西線北小松駅には626到着した。今回山行はこの駅から電車で一駅先まで移動し、そこから山を歩いて起点駅に戻るという計画である。湖西線の始発電車に638乗車、近江高島駅には650着。登山口のある大炊神社まで市街地を20分ほど歩く。獣除けの柵を通過して山道に入る。
緩やかな坂を登り「賽の河原」を過ぎ、大きな石灯籠の立つ眺望地に750着。眼下に琵琶湖が広がっている。白坂という花崗岩のザレた斜面を横目に登って行く。傾斜はだんだんとキツくなり、岩を攀じ登ったりして839岳山に到着。石組みの祠が作られており観音様が鎮座している。小休憩してから先に進むが、アップダウンの激しい稜線だ。オウム岩の上から綺麗な琵琶湖の景色を眺め、943鳥越峰、1038岩阿紗利山に到着。ここには仏岩という巨岩があり、登ってみると素晴らしい見晴らしである。この地点が全行程のほぼ真ん中であるが、かなり疲労が蓄積している。あまり長い休憩をとると気力が低下してしまうと考え先へ進む。
岩阿紗利山からは急坂を下り、林道を横切ってから再び上り坂を頑張る。嘉嶺ヶ岳、滝山(今回最高峰703m)を過ぎて、ようやく1202寒風峠に到着。少し下って平坦地を見つけ昼食休憩とした。この辺りは湿地帯で「オトシ」と呼ばれている。ラーメンを食べて元気を取り戻し1255出発、歩きにくい岩ゴロの下り坂を慎重に下り1420北小松駅に戻った。歩行距離14Km、累積標高1192m、歩行時間7.5時間の山行であった。
本コースのお奨め度3
マイナーなコースであるが、変化があってそれなりに楽しい山歩きができる。しかし行程が長く、登降が多いので精神的に疲れるコースではある。出会った登山者は10名。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。