二週間ぶりの山行である。前回の御在所岳、藤原岳に続き、今回も鈴鹿山地の入道ヶ岳を攻めた。特に意識しているわけでもないが、これで鈴鹿セブンマウンテン*の内、四つ目を登ったことになる。入道ヶ岳は椿大神社(つばきおおかみやしろ)の御神体でもあり、山頂には小さな奥社が鎮座する。
日曜日なので早く帰ることを目的に高槻を5時に出発、登山口である椿大神社の駐車場には630到着。登山者用駐車場は、神社から最も遠い場所に指定されており、継子扱いである。椿大神社は伊勢国一宮で猿田彦大神を祀る格式の高い神社だ。広大な駐車場の一隅にクルマを止めるが先客は一台のみ。647出発しまずは神社にて安全登山を祈願する。
登山道は本殿の左側から神社敷地を出て、林道を山へ向う。すぐに愛宕社入口に着くが、ここは北尾根コースの登山口でもある。今回は登山路は井戸谷コース、下山路は北尾根コースをとるのでここに戻ることになる。林道を更に奥に向い、椿渓谷キャンプ場の先が登山口だ。登山路には緊急時の通報ポイントを記した道標が立っている。コースは良く整備され、所々に道標があるので安心である。
ルートは沢筋を遡るように付けられている。かなり急な沢で、従って登山路も急坂の連続である。「危険 落ちるな」との注意看板があったので、変な表現だなぁ…と思いながら少し行くと「下り注意 滑落死亡事故有り」との看板があり驚く。すぐ先の避難小屋にて小休憩(753)。アカヤシオなどを愛でながら更に高度を上げて行くと疎林となり、やがて笹原の山肌を登るようになる。この辺りからアセビが目立ち始める。この山域はアセビの群落が有名で、ちょうど花が咲き誇っている。
851稜線に出て左折、アセビ林の中を潜るように歩く。当り前だが、樹々の内側からは花は見えない。立派な鳥居の立つ山頂には856到着。御在所岳や鎌ヶ岳、麓の街が見えているが伊勢湾は良く分からない。下山は北尾根コースを行く。尾根道だが、かなりの激下り箇所が多く神経を使う。この時刻になると登ってくる人が非常に多い。どんどん下って、1056愛宕社にて昼食休憩とした。その後は順調に下山して、高槻には予定通り渋滞レスで1350帰着。
*鈴鹿セブンマウンテン;藤原岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、入道ヶ岳、竜ヶ岳、雨乞岳、鎌ヶ岳。後ろの三山は未登。
本コースのお奨め度4
登りも下りも急坂の連続で気を抜けない。しかし今回コースは沢筋、笹原、稜線からの展望、アセビ群落など楽しめる要素が多くお奨めである。出会った登山者は57名。かなり人気の山のようだ。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。