近江富士とも呼ばれる三上山は、名神高速道路の菩提寺PA付近や東海道新幹線の車窓からよく見える山だ。その端正な姿は正に「富士」であるが、標高はわずか432m。しかし付近を通過する度に気になる山なので、速攻で登ってきた。
三上山への登山口は国道8号線脇にある「御上神社」で、この駐車場を借用する。三上山は御上神社の御神体で頂上には奥社が存在するため、御上神社から三上山登山をするのは正しいルートである。530高槻を出発し620御上神社着、仕度をしてまずは御上神社を参拝する。かなり規模の大きな神社で、本殿は国宝となっている。安全登山を祈願して、国道を横断する。登山口を示す道標が数多く設置されており迷わず表登山口に到着。民家の裏手にある猪除けの柵を開けて山に入る。
柵を抜けた瞬間に魚釣岩という巨岩が現れる。かなり風化が進んでおり、崩落しないようにワイヤーで固定されている。山道は急な階段が続き、茶屋跡を過ぎて平坦な広場となっている妙見堂跡に出る(700)。再び急坂をわずかに行くと715割岩(われいわ)に到着。ここは巨岩が縦に真っ二つに割れており、人ひとりが通過できる隙間ができている。途中で引っ掛かっては困るため、巻き道を行く。
高度が上がるにつれて露岩が多くなるが、岩にはステップが切ってあり、また手すりなども設置されており登りやすい。733頂上直下の展望台に着く。琵琶湖方面の眺望が素晴らしい。このすぐ上の奥社に参拝して736山頂に立つ。花緑公園方面から登ってきたオッサンと話しをすると、近江八幡の「八幡堀」の桜が見頃だと言う。下山後に寄り道することとし裏登山道を下る。835駐車場に帰着、紹介された八幡堀を見物し正午前に高槻に帰宅した。
本コースのお奨め度3
急坂が続き、上部は岩場が多く登っていて楽しい山である。標高が低いので行動時間が短くて済む。毎日登山の人も多いらしい。出会った登山者は7名。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。