この週末は雨予報であったが、降雨タイミングが遅れたので軽くハイキングに出かけた。目的は「関西一のパワースポット」と言われる三輪山である。その後、余裕があったため近くの鳥見山(とみやま)も散策してきた。
三輪山は大和國一ノ宮である大神神社(おおみわじんじゃ)のご神体であり、「登山」はできない。登るのは「参拝」名目のみであり厳しい制約がある。曰く、入山前に(自分で)お祓いすること、写真撮影禁止、見聞きしたことは口外禁止、水分補給以外の飲食禁止、もちろん禁煙・・などなどである。さらに登拝料(入山料)300円も徴収される。登拝口は大神神社奥にある狭井神社(さいじんじゃ)*にあり、まずは登拝登山の申し込みをしなくてはならない。入山は9時からであるが、多少早めでも受け付けてくれる。申し込み書に住所氏名電話番号を記入し300円を支払う。すると白装束代わりの白襷を貸してくれ、これを首にかける(入山登録証である)。入口で自分でお祓いをし、鳥居をくぐり山に入る。なお、竹杖を無料貸出ししてくれる。
901入山し、938三輪山頂上着、1015下山。 ご神体案内図
…この間の出来事は、上述した「見聞きしたこと口外禁止」規定に則り、レポートできない…
この時間になると神社の人出も増え、大にぎわいだ(さすがに一の宮である)。雨が降る様子もなく時間も早いため、クルマで30分ほど移動し鳥見山へ足を延ばす。三輪山は飲食禁止だったので恒例の「山頂ラーメン」もお預けだからである。鳥見山公園までクルマで登ると広い駐車場があり、ここから頂上までは30分ほどのお手軽ハイキングである。まずは数分登って展望台に至る。南側の眺望が開けており、説明板によれば大台ケ原や龍門山まで見渡せるようだ。金剛山、葛城山などを確認してから鳥見山を目指す。展望台からわずか20分ほどで735mの雄岳に到着。山頂は杉林の中で、眺望は無く面白みがない。山頂ラーメンをあきらめ、速攻で駐車場まで戻り、テーブルにて昼食とした。
*狭井神社は病気を鎮める神とのことで、参道は「くすり道」と呼ばれ灯籠には国内製薬企業の銘板が貼ってある(寄付をした会社であろう)。その中に「明治製菓株式会社」の名前を見つけた。
本コースのお奨め度4
三輪山のお奨め度は5である。レポートできない山行は初めての経験でありとても珍しい体験ができた(戴いたはずのパワーは実感できない)。鳥見山のお奨め度は2。駐車場の公園付近はツツジや桜の名所とのことなので、シーズンには良さそうだ。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。