新年おめでとうございます。今年も本HPをよろしくお願い致します。
新年最初の山行は近場の「ポンポン山」である。昨年の正月も同じ山からスタートしたが、去年は積雪が15cmほどもあったが今冬は暖かく、山頂での気温は10℃もあった。
歩いたコースは昨年と同様「森の案内所」を起終点とし、西尾根ルートでポンポン山に登り、東尾根ルートへと周回して下山するものである。土日祝日以外は駐車場が閉鎖されているので林道脇に路駐する。すぐに森の案内所がありトイレを使おうとしたがシャッターが閉まっている。しかし良く見ると「手で開閉して下さい」とあるので、ガラガラと開ける。掲示板には「12/12熊注意」との紙が貼ってあり驚く。紙の新しさから三週間前の目撃情報と思われる。熊鈴をセットして806出発、出灰(いずりは)川の護岸工事中で登山ルートが付け替えられている。
歩きやすい道をゆっくりと登り、909リョウブの丘に到着。ここは緩やかな小ピークである。ベンチがあったのでドラ焼き休憩とした(茨城県笠間の逸品)。リョウブの丘を出るとすぐに出灰からの登山道に合流し、木段を登るとポンポン山の山頂広場に飛び出る。山頂部は以前よりも整備され、テーブル・ベンチが増設されている。周囲は開けているが、モヤがかかっており遠くは何も見えない。一服してから先に進む。ここからは東海自然歩道の一部で、登山道は踏み固められ、まるで舗装道路のようだ。15分ほど歩き、分岐から東尾根ルートに入る。この道は途中まで送電鉄塔に絡みながら行くのだが、近くに関西電力の西京都変電所があるため送電線が縦横に張り巡らされている。景観を害することこの上なく、興醒めである。鉄塔への巡視路も多く、ハイカーには迷惑だ。
この東尾根ルートはやがて赤松林の尾根道となり、雰囲気が一変する。林床には松の幼木が密生しているが、説明板によると人工的に繁殖させているらしい。まるで松のジャングル状態で奇観ではある。ルート最後は森の案内所へと一気に下る。この下りルートは昨年から付け替えられたようで、昨年の激下りが少し緩和されたように感じられた。なお今回の「山頂ラーメン」は下山後に、案内所裏手の展望台にて作成した。
本コースのお奨め度5
ポンポン山は本山寺から登るのが一般的であるが、その場合は長い舗装道路歩きが苦行だ。今回ルートは人が少なく、大変静かな山歩きを楽しめるのでお奨めである。出会った登山者は6名。
2016年に登った山です。スケールの[+/-]、またはマウスで表示地域を移動させることができます。