2014年 11月23日 八ヶ峰
はちがみね(800m)
八ヶ峰は京都府と福井県との県境に位置する。山名は、山城、近江、越前、加賀、能登、丹後、丹波、若狭の八カ国が望めることに由来すると言う。高槻からのアプローチは長いが360度の展望を目的に歩いてきた。
ルートは高槻から亀岡、美山町を経由して登山口を目指すのだが、筆者のカーナビでは目的地が良く分からない(山名などが登録されていない)。仕方なくiPhoneの地図アプリをカーナビ代わりに使用したが、その性能は素晴らしく一発で登山口まで導いてくれた。
登山口前の空き地にクルマを乗り入れ736歩き出す。紅葉の落ち葉を踏みしめながら登って行くと広い登山道に合流する。知井坂峠を越える道は往年の街道(西の鯖街道)とのことで非常に歩きやすい。ほぼ一定の傾斜が続き805スキー場跡という場所に出る。朽ちて倒壊した小屋があるのみで雑木で覆われた斜面にゲレンデの面影は全く無い。再び緩くもなく、厳しくもない傾斜で高度を上げて行く。今度は自動雨量観測所が現れ、更に15分ほど登ると知井坂峠に登り着く。途端に日本海側からの冷たい風が吹き付けてくる。峠近くにある古いお地蔵様を拝み、尾根を東へ向うと送電鉄塔の下を通過するが、頭上からは「ジリジリジリ」という不快な音が落ちてくる。電気が漏れているのか?気色悪いこと甚だしい。足早に通り過ぎ、木段の上りをこなすとあっけなく八ヶ峰山頂に到着(847)。
頂上部は芝生の広場で、ほぼ全周の見晴らしだ。しかし黒い雲が厚みを増してきてどんより暗くなり、見渡す光景は山なのか海なのか、はたまた雲なのか判然としない。小雨まで落ちてきたので、そそくさと下山にかかる。雨粒は次第に大きくなり傘をさしながら50分で駐車場に駆け下った。天気は次第に回復してきたので、クルマの陰でラーメンを作成した。
本コースのおすすめ度=3
登山道は良く整備され歩きやすい。杣道やショートカット道がたくさんあるが、要所にはテープの目印があり分かりやすい。山中で出会った登山者は2名。他に駐車場にてラーメン作成中に2台(3名)がやって来た。
(番外編)環境美化ハイク
前日の2014年11月22日、筆者の勤務する会社のボランティアでゴミ拾いハイキングを実施した。高槻市の名勝「摂津峡」を紅葉を愛でながらハイキングし、途中でゴミを拾うという趣向である。ご褒美はBBQパーティで3Kgの肉塊を炙り焼きにして盛り上がった。