2014年7月25日 大山(弥山)
だいせん 1709m
中四国地方への大遠征報告その1
連休を利用して中国四国地方の山に遠征することにした。最初に報告するのは大山である。関東地方で大山と言えば東丹沢の「おおやま」であるが、こちらは「だいせん」で伯耆富士とも呼ばれる人気の山である。この山に登ってみると、何と登山口から頂上までの99%が木段と木道なのであった。
高槻から米子までは高速道路で260Kmの距離であり3時間ほどで到着する。登山口駐車場に630着、既に多くのクルマが駐車している。手早く仕度をして646歩き始める。舗装道路を2分歩くと登山口の道標があり木段が始まる。大山は崩落が続いており、登山口には「石を頂上まで持って上がって下さい」とあったので小石を一個、リュックに入れる。登山道の標識は完備され、「×合目」表示があり標高標識も100m毎に設置されている。六合目まではブナの樹林帯の中を行く。雰囲気は最高だが連続木段と厚さのせいで汗が噴き出す。
六合目を過ぎると背の高い樹木はなくなるため日射を遮るものが無い。その反面、振り返ると眼下に米子市街、遠く日本海が望める絶景が展開する。この辺りから下山する人とすれ違う。恐らく日の出前後に登山開始した人達が既に登頂して降りてくるのであろう。こちらはウォーターサーバーからチューブで頻繁に水を補給しながら登る(熱中症対策)。
856急登は終わり、山頂部の緩斜面に出るが木道は続く。ガスの中を黙々と歩き911山頂着。所要時間は2時間25分でコースタイム3時間を余裕でクリア。山頂でラーメンを作成しているとガスが晴れて下界が見えるようになってきた。弥山頂上から三鈷峰までの稜線は危険なため通行禁止となっている。昭文社地図にもルートは記載されていないが、歩く人もいるようで明瞭な踏み跡が続いている(しかし筆者は挑戦せず)。食事中に鳥取消防学校の学生50名が登ってきた。訓練の一環らしく元気である。
下山には行者登山道を下ったが、こちらも急な木段の連続で神経を使う。大神山神社奥宮に下山したが、大神山というのは大山の古名とのことである。駐車場ちかくのモンベル店を見物してから早めに大山山麓のホテルにチェックインした。
本コースのおすすめ度=4
天候が良ければ山頂からの眺望は素晴らしい。しかし登山道は上り一方の木段、木道ばかりで疲労度が高い。もう一度登りたいとは思わないがお薦めではある。