2014年5月24日 峰床山
みねとこやま 970m
峰床山は京都府における第二の高峰である(一位は皆子山971.5m)。新緑の中、京都北山の奥へ分け入って行くルートは変化に富み、人も少なく、とても快適な山行だった。
高槻を5時前に出発、大山崎から名神高速に乗る予定だったが、何と名神集中工事の期間中で午前6時まで通行止めではないか!仕方なく一般道で京都を抜け国道367号で安曇川上流の葛川中村町を目指す。市民センター駐車場にクルマを止め、717出発。この場所は武奈ヶ岳へ登る最短コースの起点でもあり、ほとんどの人はそちらへ向うようだ。当方は地味な鎌倉山へと歩き出す。すぐに水神社があり安全登山を祈願。ルートは尾根末端に取り付き、「城の鼻」という看板のある場所から急登を強いられる。20分程で林道を横断する。後ろから二人の若者が登ってくるが、なかなか追いついてこない。ブナの新緑が美しい森を緩やかに登って行き837鎌倉山着(標高950m)。学生らしい二人組の男子が後から到着。聞くと当方と同じ行程らしい。小休憩して先に出発する
鎌倉山から峰床山までは尾根伝いの道だがアップダウンが連続する。一説によれば14の小ピークがあるらしい。踏み跡の薄い尾根をテープを頼りに進み、942オグロ坂峠着。ここは昔の「鯖街道」の一部らしい。峰床山東稜尾根への入口が分かりにくく、少しウロウロ。ようやくテープを見いだして尾根道を辿る。いくつかの偽ピークに騙され、最後に急登をこなして1014峰床山に到着した。頂上からは南西方面の展望が利く。
昼食ラーメンを食べ終わった頃、先の2人組男子が八丁平方面からやってきた。どうも道を間違えたらしい。筆者は1110出発し、八丁平を目指してクラガリ谷を降りて行く。八丁平とは「関西の尾瀬」と言われる、西日本では珍しい高層湿原だが、その規模は5haと小さい。木道を気分良く歩き、中村乗越から下山路へ入る。しかしその少し先で道に迷ってしまった。テープがあるの踏み跡が消えている。薮を強引に下るも道が発見できなかったので、(鉄則通り)確実な地点まで戻ってみたら、正規ルートへの分岐を見落としていた。その分岐点では全く注意していなかったことを反省(ロスタイムは10分ほど)。
その後は荒れた江賀谷を急下降する。この沢は何回も徒渉する必要があるので雨天後の増水時は通行困難と思われる。1252林道に出くわし、葛川学校前から国道を歩き1340駐車場に戻った。
本コースのおすすめ度=5
本コースは京都北山の中でも、非常に奥深い印象を与える。聞こえるのは自分の足音と鳥のさえずりだけ。素晴らしい山域である。しかし季節になるとヒルが出現するらしいので要注意。出会った登山者は10名。