2014年5月17日 堂満岳
どうまんだけ 1057m
比良山系の堂満山は、この時期にはシャクナゲ、ヤマツツジなどの花見登山ができる。今回は晴天で風もなく、期待通りの山行となった。堂満岳は標高差968mを一気に登る山でなかなか手強い山であった。
高槻を5時前に出発し、登山口近くの「イン谷口」に615到着。早朝の湖西道路はガラガラで走りやすい。適当な空き地に駐車して634歩き出す。少し下って道を辿ると荒廃した別荘地を通る。その裏手を登って行き、711ノタノホリに着く。ここは標高450mにある池で、モリアオガエルの産卵が見られる場所らしいが時期が早い。平坦な道をしばらく歩くと沢沿いの急傾斜となる。沢を詰めて行き、最後はジグザグの急登で尾根に出る。尾根に出てからも急登は続き、木の根や岩に掴まらないと登れないほどである。途中から現れるシャクナゲで気が紛れる。843堂満岳山頂着。頂上からは南東方面の眺めが良く、琵琶湖を見下ろすことができる。
一服して金糞峠を経て北比良峠へ向う。この尾根は「シャクナゲ尾根」という名で、名前通り見事な群落が続く。北比良峠はかつて、ロープウェイが通じていた頃の山頂駅があった場所だが今はただの広場となっている。北平峠から「ダケ道」というルートで下山した(途中で昼食)。
本コースのおすすめ度=3
堂満岳は琵琶湖側から見れば武奈ヶ岳の前衛の山であるが、人気の武奈ヶ岳へ直行する場合には金糞峠を経由するため堂満岳は通らない。そのため、この山は人が少なく静かな雰囲気を楽しめる。しかし本文にも記したように、上りはかなりキツいので気合いが必要である。今回のルートで出会った登山者は45名、近年にない多数だ。しかしそのほとんどは武奈ヶ岳へのルート上だった。