2014年4月12日 半国山
はんごくさん 774m
半国山(はんごくさん)は京都府亀岡市西南に位置し、丹波富士とも呼ばれる。「丹波の国の半分が見える」ことからその名が付けられたという。半国山は北摂山系では高峰で、深山(791.0m)と剣尾山(784.0m)に次ぐ標高を持つ。
この週末は雨の予報であったが、いつの間にか曇りから晴れへと変化してしまった。雨予報で山行を諦めていたのだが快方に向うとのことで急遽行き先を検討し、近場の亀岡にある山を選んだ。高槻を五時に出発、目的地の赤熊ロードパークが見つからず15分ほど付近を行きつ戻りつして610到着、車中で朝食(おにぎり二個)を摂る。気温は意外に低くマイナス2℃である。630出発、バイパスとなっている国道372号線を渡り集落へ入るとすぐに「半国山ハイキングコース」の道標がある。そのまま直進すると獣除けの柵を通り山道へ。648地蔵尊を過ぎると沢沿いの道が悪くなる。大小の岩が折り重なっている上を歩くのだが、どうにも歩きにくい。浮石だらけなので神経を使い足下ばかり見ていなければならない。
ふと気付くと「音羽の滝」看板があり、見物するために沢へ降りる。すぐ先にも「音羽の滝」看板があり、先ほどとは異なる滝が流れ落ちている。相変わらず足下は悪く、傾斜も急だ。沢の水が少なくなってくると、登山道の岩ゴロも減ってきて ようやく歩きやすくなる。沢音が無くなり静かな樹林帯を登って行き峠に飛び出した。ここは「牛つなぎ広場」という場所である。山中は全く静かで鳥のさえずる声だけが聞こえる。
峠から稜線をたどり814半国山に到着。山頂は広く伐採されており、その名の通り見晴らしが良い。主に北面と南面が見渡せる。まだ昼食には早過ぎるため、小休憩のみで出発。急坂を下ると平坦な道が続き気持ち良い。929林道に降り立ち、金輪寺を経由して宮川神社へ下山した。
駐車場所に戻り、クルマの横でラーメンを作成して昼食とした。
本コースのおすすめ度=3
コースは良く手入れされている。要所には必ず道標が設置されていて迷う心配はない。低山ではあるが静かで奥深い山の雰囲気を味わうことができる。本日出会った登山者はゼロ。