2014年3月21日 笠形山
かさがたやま 939m
三連休の初日、天気の状態は不安定との予報であったが兵庫県の雪彦山に登るつもりで出発した。しかし播州平野を北上するにつれ高い山々が雪に覆われているのを見て急遽行き先を変更し笠形山を歩いてきた。
茨木ICから名神高速に乗り中国道を西下し福崎ICで降りる。そのまま播但連絡道を北上すると高い山には雪が積もっている。この状態では岩場や鎖場、ハシゴが多数ある雪彦山は危険と判断し、行き先を用意してあった次善の候補である笠形山に変更した。
笠形山は市川町から登るルートが一般的のようだが、今回はアプローチの関係で神河町側からの登山となる。この場合の登山口はグリーンエコー笠形という総合運動施設にある。コテージ村の駐車場にクルマを入れ、745裏山を登り始める。ルートは一合目〜九合目の標識に沿って進む。途中「扁妙の滝」を遠望できるスポットに寄ると、立派な大滝を見物できる(落差65mの段瀑)。前日に降雪があったようで、高度を上げるにつれ雪が多くなってくる。845五合目通過。沢の横に東屋が建っているがベンチには雪が積もっており座れる状態ではない。この先は急坂でグングン高度を上げる。積雪によりルート不明瞭な箇所もあるが、テープを頼りに歩く。しかし一定間隔で道標があるため迷う心配は少ない。七合目を過ぎると完全に雪山の雰囲気となったが、アイゼンを装着するまでもない。靴裏には雪と一緒に落ち葉等が堆積して付着、歩きにくい。934尾根に上がり、市川町からのルートに合流する。山頂直下で下山してくるオッサン3名とすれ違い、当方は948頂上に立つ。
笠形山には一等三角点が埋設されており、眺望は360度とのことであるが、今日は雪雲の中で何も見えない。「ARyama1000」というiPhoneアプリで「見えるはず」の山々を表示させてみるが、視認できる山と照合できなければ意味が無いことにすぐに気付く。天気はめまぐるしく変化し、晴れ間が見えたかと思うと大粒の雪が降り出してくる。
雪が横殴りに吹き付けてくるので、オニギリ一個を補給しすぐに下山にかかる。このような天気でも登ってくる人が多い。1148駐車場に帰還、コテージ村の炊事棟でラーメンを調製した。(雪彦山、待ってろよ)
本コースのおすすめ度=5
あまり期待していなかったが、変化のある山歩きが楽しめるお薦めの山である。グリーンエコー笠形では宿泊もできるので季節が良ければ他にも多彩な活動ができる。今回出合った登山者は18名で、悪天候でも多くの人を集める人気の山である。