Mountaineering Report

低山徘徊の記録

Last updated 2019-03-08

  ポンポン山 (ぽんぽんやま;679m)

本年第一回の山行は例によってポンポン山だ。2015年以降、年明け最初はこの山に登っている。筆者の居所からクルマで40分ほどと近いこと、山登りというより「散歩(山歩)」程度で気軽に行けるのがその理由である。ポンポン山へはいくつかのコースがあるが、周回ルートとするために大原野から西尾根〜ポンポン山〜東尾根(もしくは逆コース)を歩くのを通例としている。今回も昨年と同様、森の案内所〜西尾根〜東尾根と回ってきた。

 ポンポン山に行くには府道6号線(亀岡枚方線)を北に向うが、出灰(いずりは)の辺りで、山の木々が軒並み押し倒されている。これは平成30年9月4日に上陸した台風21号の影響で、非常に強い風が谷を吹き抜けたため、谷沿い斜面の木が無残な姿をさらけ出している。すでに四ヶ月以上たつが、多過ぎる倒木に手も足も出ないという感じである。

 森の案内所近くに路駐し805歩き出す。細かい雪が舞い降りて来るが、典型的な風花なので気にせず進む。山に入って少し登ると、数本の倒木が谷に向って落ちかけている。西尾根に乗ると、特に鞍部の木々が風に倒されている。山の低い部分を強風が吹き抜けた結果と思われるが、そのため樹冠が消失し明るい山道に変わってしまっている。山の様子を観察している間に、あっけなくポンポン山の山頂に921着。頂上広場ではオバサン三名がバーナーで鍋料理を楽しんでいる。料理の匂いと大声の喋りが充満しているので、すぐに出発する。

 山頂から釈迦ヶ岳への道も風の通り道だったらしく倒木が酷い。山道を完全に塞いでいるが何の処置もされていないので、これらを避けるための迂回路が自然にできている。まるで障害物レースの様相だ。942東尾根ルートの分岐に至る。こちらの尾根は台風被害は比較的少ない感じで、歩きやすい。東尾根には関西電力の送電鉄塔が多く、その下を通る際「ジジジ・・ジリジリ」と自然の中で不協和音をたてている。誠に不興である。1040下山、高槻には順調に1120帰宅。2019年の初回山行は軽いウォーミングアップとなった。

本コースのお奨め度=5

ポンポン山へは神峰山寺からアプローチするのが普通で登山者も多い。一方、筆者の歩いたコースは人が少なく、静かな山を楽しめる。今回も出会った登山者は山頂でのみで、計四名。

登山ルート

2019-No.01 (2019.01.06)
京都市西京区
総歩行距離=7.3km
累積標高差=462m

駐車場とトイレ情報

土日祝日は森の案内所の駐車場が利用できるはずだが、8時過ぎでは開場前だったので仕方なく路駐。トイレは案内所にある。

山頂ラーメン




ラーメン一式を持参したが、早く下山したため家で調理して食した。今回は「札幌の名店 月見軒」という袋ラーメンで、同僚からの差し入れ品である。煮豚、煮卵、メンマをオプション投入した。お味は…藤原製麺の麺は表面ツルツル、噛むと食感がありとても美味しい。スープの味噌味はクドくなく、塩辛さも無く、味噌の風味が優しく好ましい。全体としてとても良くできた商品である。NK・MKご夫妻ありがとうございました。

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