ポンポン山 (ぽんぽんやま;679m) |
本年第一回の山行は例によってポンポン山だ。2015年以降、年明け最初はこの山に登っている。筆者の居所からクルマで40分ほどと近いこと、山登りというより「散歩(山歩)」程度で気軽に行けるのがその理由である。ポンポン山へはいくつかのコースがあるが、周回ルートとするために大原野から西尾根〜ポンポン山〜東尾根(もしくは逆コース)を歩くのを通例としている。今回も昨年と同様、森の案内所〜西尾根〜東尾根と回ってきた。
ポンポン山に行くには府道6号線(亀岡枚方線)を北に向うが、出灰(いずりは)の辺りで、山の木々が軒並み押し倒されている。これは平成30年9月4日に上陸した台風21号の影響で、非常に強い風が谷を吹き抜けたため、谷沿い斜面の木が無残な姿をさらけ出している。すでに四ヶ月以上たつが、多過ぎる倒木に手も足も出ないという感じである。
森の案内所近くに路駐し805歩き出す。細かい雪が舞い降りて来るが、典型的な風花なので気にせず進む。山に入って少し登ると、数本の倒木が谷に向って落ちかけている。西尾根に乗ると、特に鞍部の木々が風に倒されている。山の低い部分を強風が吹き抜けた結果と思われるが、そのため樹冠が消失し明るい山道に変わってしまっている。山の様子を観察している間に、あっけなくポンポン山の山頂に921着。頂上広場ではオバサン三名がバーナーで鍋料理を楽しんでいる。料理の匂いと大声の喋りが充満しているので、すぐに出発する。
山頂から釈迦ヶ岳への道も風の通り道だったらしく倒木が酷い。山道を完全に塞いでいるが何の処置もされていないので、これらを避けるための迂回路が自然にできている。まるで障害物レースの様相だ。942東尾根ルートの分岐に至る。こちらの尾根は台風被害は比較的少ない感じで、歩きやすい。東尾根には関西電力の送電鉄塔が多く、その下を通る際「ジジジ・・ジリジリ」と自然の中で不協和音をたてている。誠に不興である。1040下山、高槻には順調に1120帰宅。2019年の初回山行は軽いウォーミングアップとなった。
本コースのお奨め度=5
ポンポン山へは神峰山寺からアプローチするのが普通で登山者も多い。一方、筆者の歩いたコースは人が少なく、静かな山を楽しめる。今回も出会った登山者は山頂でのみで、計四名。