低山徘徊の記録



M2017 updated 2017-12-24

和歌山遠征二日目は御坊へ移動し、日高富士とも呼ばれる真妻山に登って来た。この山の由来は…伊都の丹生に天降った丹生都比売神が遷座の地を捜し求め、再び降り立ったのが真妻山と伝えられる(山と渓谷社、和歌山県の山より引用)。

 紀伊田辺を7時に出発し、日高川源流域の大滝川森林公園に750到着。広大な駐車場にはクルマ一台も無い。仕度をして800出発、公園内の遊歩道を歩く。813紅葉谷登山口から山に入るが、擬木階段が連続し息が上がる。10分ほどで「徳本初行洞窟」に出る。ここは徳本上人が修行した場所と云うが、頭上から岩が剥落しそうで恐ろしい。この後は普通の山道となる。ウバメガシの疎林を行くが、上りの勾配が結構キツい。黙々と歩を進め、意外とあっけなく山頂に着いた(917)。

 山頂からは正に360度の眺望が得られる。すかさず360度カメラを取り出し、オリパラアンバサダー撮影など行う(誰もいないので一人ポーズをとるのも恥ずかしくない)。どら焼きとクルミッ子を補給し950下山にかかる。今回も周回ルートなので山頂から東へ向い観音堂跡から北へ進む。このコースは一定の斜度で歩きやすい。ドンドン下り25mの滝を過ぎると炭焼き小屋前に到着、ここから車道だ。

 この地区は有名な紀州備長炭を産しているが、その原料がウバメガシなのだそうだ。炭焼き小屋の中を覗くと、おりしも焼き上がった炭を箱詰めしている最中だった。舗装路を右折し御滝神社へ向う。社殿は立派な滝の横にあり、安全登山を祈願して引き返す。上人橋という吊橋を怖々渡り、大滝川森林公園に戻り、東屋にて昼食とした。


お奨め度=3
登りが案外キビシイが、短時間の辛抱である。新緑の頃がおすすめと思われる。出会った登山者はゼロ。



2017-No.48(2017.12.24)
和歌山県日高川町
総歩行距離=9.4Km
累積標高差;+441m


駐車場は広大(無料)。トイレは公園内にある(キレイ、ウォッシュレット装備)。


差し入れの「北海道苫小牧 味大王 元祖カレーラーメン」なる品を試した(菊水製)。麺は熟成乾麺で、カレースープの小袋が入っている。調製法を読むと麺とスープは別々に作成すべし、とあるが当方は鍋一つ。注意書きに反して、まずは麺を少し茹でた時点でスープを投入、残り時間でスープの煮込みも同時に行う作戦を展開してみた。オプションとして茹で卵、焼豚&メンマ、刻みネギを追加。お味は…麺は細いがコシがありとても良い。肝心のスープはカレー味が程よく出ており好ましい。辛さはなく、風味が食欲をそそる。なかなかの美味であった。TYさんありがとうございました。


22428