この山は兵庫県と岡山県の県境に位置する一等三角点の山で、関西百名山の一座である。岡山県にある後山から見る姿が富士山に似ているとのことで「美作富士」とも呼ばれるらしい。高槻からは少し遠いが足をのばして来た。
中国自動車道を山崎で降り千種(ちくさ)へ向う。720「エーガイヤちくさ」という温泉施設に到着、その駐車場を借用する。仕度をして730出発、舗装路を歩き雛倉というバス停から山に向う。744日名倉神社を過ぎる。神社のご神体が日名倉山なのだそうだ。林道を登って行くと獣除け柵のゲートがある。「クマ注意」の看板を見て鈴を取り出す。
林道は延々と続くが、路面は倒木や落ち葉、散乱した枝などに覆われている。通る車はもとより歩く人も少ない感じだ。824ようやく山道に入る。沢沿いの道を赤テープ頼りに登って行く。847伐採地に出ると視界が開ける。天気は上々で風も無いので寒さを感じない。別の林道に出て、少し行き奥海越(オミエ)という峠で小休憩(859)。
ここからは急坂で高度を上げる。登山道は完全に落葉の下で踏み跡も分からない。テープを探しながら適当に登る。934「一の丸」、940「二の丸」というピークを越え、日名倉山には948に到着した。つまりこの山は山頂付近に三つのピークを抱えているのである。山頂部は広くベンチも数台設置されている。忘れずにオリパラアンバサダー活動(Tシャツを着て写真撮影すること)を行い、即攻元気ゼリーを補給。
1007下山開始し、途中の奥海越にて昼食休憩とした。その後は調子良く山を下り1241駐車場に帰着。高槻には順調に1445帰宅した。
お奨め度=3
林道歩きが長い点が面白味に欠けるが、山自体は静かで好ましい。今回は日射しが温かく冬枯れの山を満喫できた。出会った登山者はゼロ。