名前から分かるように馬肉料理専門店で、筆者は2回目の入店。初めに馬スープが供される。原料は熊本から直送される肉だそうで、馬刺しは九州独特の甘いニンニク醤油で食す。肉はとても新鮮で全く臭み等無くとても美味しい。ユッケ、生レバーなど数種類の馬刺しを食べた後は馬焼肉だ。
　焼肉も多くの部位の肉があるが、その名前からはどんな肉なのか良く分からない。しかし馬肉ソーセージ含めどれも美味である。
　マッコリをたらふく飲んだり最後に馬肉ラーメンなども食べたが終盤はあまり覚えていない。
なおこの店は2016年に大阪心斎橋に支店を出したようで、肉好きは一度試す価値は高い。

　いわゆるジンギスカンの店で池袋駅北口からすぐの場所にある。池袋駅の地下街から20a出口を上がると匂ってくる焼肉臭はこの店が煙元であった。狭くて極めて急な階段を上がり二階へ。階段の踏面は油煙で滑るので更に危険だ。
　入店すると客で一杯だ。席に着き、まず初めに上着やカバンを持参したゴミ袋に入れ、しっかり口を閉じる（匂い付着防止）。テーブルには既に肉とソーセージ、野菜、ジンギスカン鍋の乗った七輪が用意されている。メニューは「食べ飲み放題コース」で100分（3980円）と120分（4200円）の二種類がある。迷わず120分コースを選択。
　ジンギスカン鍋は中心部が山のように盛り上がっており、滴る脂が山麓部に溜まる構造。まずは焦げ付き防止の脂を山頂に置き、山麓の円周部に野菜（モヤシ主体でニラ、タマネギ、ニンジンが入っている）を乗せる。ラム肉は冷凍されていない点が売りだそうて、薄切りではなくブロック状だ。お味は…柔らかくとても美味しい。飲み放題、食べ放題なのでドンドン焼かねばならない。ジンギスカン鍋は常に肉、羊ソーセージ、野菜で全面覆われており、黒い鍋肌の見えることはない。肉はタレまたは塩胡椒に付けて食べる。何度も肉をお代わりし、最後にシメの「北海道十勝 牛トロ飯」を注文。これは熱いご飯に冷凍牛肉フレークが乗せたもので、醤油を掛けてから全体を混ぜて食すものである。非常にサッパリとした味わいで、羊焼肉の後には最適な組み合わせである。大満足の二時間であった。

　店を出ると身体に染み付いた匂いが気になる。羊焼臭は誠に強力であることを改めて認識した次第である。