高校の同級生9名で三ツ峠山に出かけた。筆者は数年前に西桂から屏風岩の下を通って登ったことがあるが、今回は別ルートでの登降である。前日は中学の同級生仲間と田無にて懇親会、本日は高校の同級生との山行と、二日続きで昔のグループに入れてもらえてありがたい。
9時に河口湖駅に集合し(♂6名、♀3名)、タクシーで登山口に向かう。登山口の標高は既に1297mあり、三ツ峠山までの標高差は500m弱だ。支度をし946出発する。このコースは山頂直下まで林道を行くものである。林道と言っても4WD車がやっと通れる程度の荒れた道だが、頂上部にある小屋等への資材運搬用の作業道のようだ。この道を淡々と登る。
1050稜線に出ると展望所がある。河口湖の街が眼下に広がっているが、残念ながら富士山は雲の中だ。三つ峠の名物である屏風岩に幾人ものクライマーが取り付いているのが遠望できる。2〜3軒の山小屋を過ぎて最後の急坂をのぼり1105山頂に立つ。富士山は、雲の切れ間に頂上の一角のみを現している。記念撮影をして、稜線の展望所に戻り昼食休憩とした。
1205下山開始、予定では霜山を経由し河口湖駅へ降りる長いコースをとることになっていたが、より短い「母の白滝」へ向かうルートに変更した。距離が短くなったのは良いが、その分傾斜は急となる。足下は滑りやすい粘土状の道が続き、気が抜けない。慎重に下って1338、母の白滝に到着。立派な滝を見上げて記念撮影。
ここからは緩やかな道を河口湖畔まで下り、1410河口郵便局に到着。タクシーを呼び「ふじやま温泉」にて汗を流し、同所にて打ち上げをした。帰路は富士山駅から八王子まで「山梨富士4号」という快速電車を利用。これは旧国鉄特急車両で、懐かしいレトロ電車だ。富士急行線から直接JR中央線へ乗り入れるので大変便利。八王子からは新横浜へと移動し、京都には22時過ぎに到着、高槻には23時に帰宅した。
お奨め度=4
今回ルートはお手軽ハイキングコースであり、山頂まで一時間半弱で到達できる最短コースだ。ただし母の白滝へ下るルートは足下が滑りやすいので、雨の後などはお奨めできない。登山適期は、やはり空気の安定している秋〜冬であろう。出会った登山者は多数。