「肉山」とは吉祥寺に本店がある、数ヶ月先まで予約が取れないと言うステーキレストランの店名である。その支店は全国に7店あるらしいが、大阪の福島店を訪ねた。
まるで目立たないビルの二階にある店の入口には「肉」の一文字のみ。メニューは1種類で、いわゆる「お任せ」しか無い。ビールなど飲みながら料理を待つ。一品目は鶏レバーと豚肉のパテ、続いて短角牛のソーセージ、国産豚ロース、牛ロース、イチボ。肉は熟成赤身肉でレア状態の焼き加減であり、店側で一口大に切ったものがサーブされる。次々に各種部位の肉が運ばれてくるので、次第に何が何だか分からなくなってくる。混乱が極まったタイミングで、何とトンカツが到着。シメはTKG(卵かけご飯)またはTKCR(筆者造語/卵かけカレーライス)で、これまた意表をつく変化球メニューではある。
お薦め度=5。肉の山を登り切った感想であるが、なかなかキツイ山である。全体として肉の処理や焼き方はとても丁寧で好印象の店である。運良く予約が取れれば、ぜひ登って訪問していただきたいお薦めの山?だ。