三石山は和歌山県橋本市の北西に位置する山で、その麓を南海電鉄高野線が走っている。今回は電車を利用し周回ルートとなるようにコースを選んで新緑の美しい低山を歩いてきた。
南海高野線「御幸辻駅」近くの杉村公園駐車場にクルマを入れ(720)、駅まで10分ほど歩く。745発の急行なんば行き電車にて二駅先の紀見峠駅まで乗車。駅を出て左折し、踏切を渡って高田林道を行く。舗装された林道と山道が平行して交錯しているので、どちらを行っても同じである。途中の高山森林公園には「和歌山県朝日夕陽百選」のモニュメントがある(朝日と朝陽の違いが良く分からない)。さらに林道を行くと、「三石山」の巨大看板があり、ようやく本格的な山道となる。
道端にはCDにマジックで「あと30分」と書かれた標識が打ち付けられている。ここからは急斜面を一直線に上がる急登である。しかしわずかの我慢で杉村公園分岐を過ぎ、922三石山に到着。山頂は全周が杉の植林に囲まれ展望はゼロである。時間が早いのでどら焼きを補給し杉村公園に向けて出発した。
ダラダラとした下り坂を二時間弱歩き1110杉村公園に帰着、ラーメン休憩とした。その後、近くの「子安地蔵寺」に寄ってみた。ここは藤の花で有名だそうで、入山料¥300を支払って境内に入ったが開花にはまだ早かった。しかし庭園は種々の花が咲き乱れており、何とか入山料のモトは取れた感じではある。
お薦め度=3。
山頂からはもとより、ルート上から眺望の得られる場所はほとんど無い。しかし今回は新緑が美しく、天気も良かったため山道を歩くだけで良い気分に浸ることができた。出会った登山者は四名。