低山徘徊の記録



M2017 updated 2017-12-23

いつもの高校同級生メンバーと裏磐梯の西吾妻山にスノーシュウ遊びに出かけた。土日の一泊二日で、初日は五色沼散策、翌日に標高2035mの西吾妻山を目指す行程である。二日目は格別に素晴らしい天候に恵まれ絶景を眺めながらの山行となった。なお、天気が良過ぎて筆者はひどい雪焼けをしてしまった・・・


【3月11日】
 東京駅808発の東北新幹線に乗り、郡山から磐越西線で猪苗代駅へ。路線バスに乗り換え裏磐梯休暇村に1115到着。レストランで昼食を摂り(山塩チャーシューメン)、タクシーを呼んで裏磐梯物産館へ。ここから五色沼巡りのスタートだ。
 
 物産館のトイレを使い、スノーシュウを装着して歩き出す。柳沼、青沼、るり沼と次々に現れる湖沼を眺めながら行く。特に水色の「るり沼」は美しく、その色が青空に映えている。さらにいくつかの沼を過ぎ、1309五色沼入口に到達(今回ルートでは終点)。ビジターセンターで磐梯山噴火の歴史などを学び、路線バスにて休暇村へ戻る。夕食後は部屋でのミニ宴会で会津の日本酒を試して早めに就寝。

【3月12日】
 7時からの朝食バイキングにて、いつも通りに昼食サンドイッチを作成する。8時に呼んだタクシーでグランデコスキー場に至る。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ1570m地点まで一気に登り、登山スタート。

 天気絶絶好でスキーヤー、スノーボーダーに混じって登山者も多い。登山道はリフト終点の裏山から始まっており、いきなりの急登だ。前を行く人達をドンドン追い越して登るが、かなりの斜度でキツイ。振り返ると磐梯山が頂上まで見えており、疲れを忘れて見とれてしまう。汗を滴らせながら1008西大巓(にしだいてん)のピークに登り着く。南の磐梯山、これから登る西吾妻山、周囲の山々が一望だ。

 西大巓からは一旦下り登り返すと西吾妻小屋だ。無人小屋で開放されているが、天気が良いので外で(雪上)で昼食休憩とした。朝のバイキングで調製したミニサンドとゆで卵で簡単な食事とし、西吾妻山への最後の登りだ。「ミニモンスター」なる樹氷を観察しながら高度を上げ、1138登頂。この山はなだらかな頂上部を持つため、ピークの明確な位置がよく分からない(悪天候時は、下山する時に道を失いやすい)。

 今回はルートをロストしたわけではないが、敢えて薄い踏み跡を辿り西大巓を巻いてトラバースを試みたのだが、途中で雪の状態が悪くなっため、結局西大巓に登り返すこととなってしまった。その後は朝登った道を高速で下った。第四クワッドリフトは下りには乗車できないためゲレンデの端を遠慮しいしぃ下降し1345ゴンドラ山頂駅着。これにて山行は無事に終了した。

 ゴンドラで山を下りタクシーにて休暇村へ戻る。預けておいた荷物をピックアップし入浴、ビールと日本酒で軽く打ち上げをし路線バスで猪苗代駅へ戻った。駅前の喫茶店で打ち上げ二次会をして筆者はメンバーよりも一時間早い電車で、猪苗代〜郡山〜東京〜高槻へと長距離移動をしたのであった。


お薦め度=4。今回は天気絶好だったため素晴らしい眺望が得られた。しかし積雪期の登山はキビシイものがある。スノーシュウは楽しいが思わぬ沈み込みに足を取られたり、ストックで力ずくでバランスをとったり、自分でシュウを踏んで転んだり、正に全身運動であり、かなりの体力を消耗する。


2017-No.10(2017.03.11-03.12)
福島県猪苗代町
総歩行距離=4.18Km+8.19Km
累積標高差
3/11;+153/-185m
3/12;+771/-935m




 


今回は公共交通機関を利用したが、グランデコスキー場には広大な駐車場がある、トイレはゴンドラ山頂駅が最終、山中にはない。


二日目昼食は本文に記した通り、ホテルの朝食バイキングでこっそり?作ったミニサンドイッチ3個と、自宅より持参したゆで卵2個であり、特筆すべき内容は無い。裏磐梯休暇村の食事は朝夕共にバイキングが基本のようだが、今回我々はM隊長の配慮で追加料理として牛シャブシャブ、鳥釜飯が付いた。どちらも上等品質で大満足であった。


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