六甲有馬ロープウェイ「ありまおんせん」駅近くの有馬里駐車場に725着、何とこの駐車場は廃テニスコートを活用したものだった。733出発し、まずは温泉街を下る。有馬温泉で有名な「金の湯」前を通りバスターミナルへ。しばし登山口を探し「妙見宮参詣道入口」を見つける。ここから階段の連続だ。道の左右には石仏がたくさん鎮座しており、その数は30体以上ある。落葉山の山頂に建つ妙見寺に入ると狛犬ならぬ狛馬が迎えてくれた。そういえば能勢の妙見山にも躍動する馬の像が設置されていたような…本堂には813到着、安全登山を祈願し小休憩。

　落葉山から先は少し下る。灰形山への鞍部は岩場のヤセ尾根となっており、慎重に通過。灰形山には855到着した。ここから湯槽谷山への登りは急坂/木段の連続で息が上がる。足が止まりそうになるのにムチを入れて940山頂着。樹林に囲まれた頂上部は展望が利かない。その一角に陣取ってラーメン休憩とした。

　ゆっくりと休憩し1023出発。下り始めるとすぐに分岐があったが、これを勘違いしてやり過ごしてしまった（本来は分岐を東進すべき）。しばらく行くと「高尾山」に到着してしまい、ここで間違いに気付く。まぁ、一座踏破したので良いことにして先程の分岐へ戻り湯槽谷峠へ下る。峠からは「難路」と記されたルートに分け入る。これは沢を下るコースで、足場が悪く歩きにくい。大小の堰堤はすべて左岸から巻いて下って行く。広い河原に出た所で、対岸に林道が見えたが、そのまま左岸を進む（ここは右岸へ渡るべきだった）。左岸の道は極めて悪く、しかし踏み跡は明瞭なのでそのまま進む。

　しばらく下ると、左上に簡易階段が設置されており、てっきり高巻道だと思い込んでこれを登る。かなりの急傾斜をロープ頼りに登るが、「登り過ぎでは？」と不安になる。果たしてロープウェイの支柱鉄塔下に出てしまい、この道は鉄塔管理のものだったようだ。仕方なく戻り、沢まで激下りする。良く見ると対岸へ渡るべくテープがあり、これに従って右岸斜面を登ると林道に出ることができた。そのまま10分歩くとあっけなくロープウェイ駅に到着、駐車場はすぐ目の前であった。