高槻を530出発、近畿自動車道から南阪奈道路を走り葛城ICで降りる。県道30号線を南下し高天彦神社駐車場には645到着した。何と既に10台以上のクルマが停まっている。まだ日の出前の時刻だというのにたくさんの人が山に入っているようだ。昨日は雨だったのでスパッツを着用して658出発。登山口に向う途中、下山してくるオッサン（それも二名）に出会い、更にビックリ！　彼らは何時に登り始めたのであろうか…遅くとも5時前には入山しているはずで、間違いなく「毎日登山」の人々だ。これには完全に恐れ入って、「おはようございます」の挨拶も普段より頭が低くなる。

　歩く人が多いためか、登山道は広く明瞭だ。御所市HPによると、この「郵便道」と呼ばれるルートは戦前に御所市側の郵便局員が山頂まで郵便物を配達したことに由来するとのことである。また、このコースは平成25年の台風により数カ所で崩落しているが、迂回ルートで通行は可能である。金剛山には多くの杣道があり、複雑に分岐しているがメインルートを失うことは無い。小さな岩まじりの道を登って行くと、連続する木段の登りとなり息が上がる（帰途に数えると565段もあった）。我慢して高度を上げダイアモンドトレールに登り着く。これを左折して数分で舗装された車道となり鳥居をくぐる。山頂エリアはガスの中で小雨が落ちてくる。

　最後の急坂を登り葛木神社に到着。金剛山の最高地点はこの神社の境内にあり、残念ながら近づくことはできない。神社に参拝し、北へ進むと「金剛山登拝回数捺印所」なるものがある。毎日登山の人々はここで登山回数を証明してもらう、という仕組みでハンコを押す窓口が二個もある。その事務所前には登山回数記録の木札がずらっと掲出されている。多い人は一万回を越えるらしい。

　山上の気温は1℃で小雨も降っており寒い。屋根付きのテーブルベンチにて昼食休憩とし952下山開始、1120駐車場に帰着。帰途、近くの「かもきみの湯」（￥600）に立ち寄り入浴してから帰宅した。