年初の山行は例年通り「ポンポン山」である。この山への新春山行は三年連続で、アプローチ・体力度・難易度すべてにおいてお手軽である。登山の起終点は大原野の「森の案内所」(森林公園管理事務所)で、今回は昨年とは逆コース(東尾根ルートからポンポン山に登り、西尾根ルートで周回する)で歩いてみた。昨年に続き暖かい日射しの中、冬枯れの低山徘徊を楽しむことができた。
出灰(いずりは)の集落を過ぎて登山口へ向ってクルマを走らせていると上空をヘリコプターが旋回しており騒々しい。森の案内所駐車場は平日は使用できないため、林道脇に駐車し806出発した。昨年と同様、閉まっているトイレシャッターを手動で開けて借用し、その裏手から東尾根コースに取り付く。最初は尾根に登り着くまで急坂だがウォーミングアップ代わりにゆっくりと歩く。わずか10分ほどで平坦な尾根道となり、朝日が斜めに射し込む樹林帯を進む。空からは相変わらずヘリコプターのエンジン音が降ってくる。
尾根道は明瞭で歩きやすい。アップダウンを繰り返しながら高度を上げて行くと広い登山道に合流した(928)。この道は大阪府側の本山寺からポンポン山を経由し、京都府の善峯寺へ至るメインルート(東海自然歩道)である。登山道は舗装道路のように踏み固められておりハイカーが多いことを証明しているが、ゴミ一つ落ちておらず気持ち良い。ポンポン山には944着、山名標に設置された温度計は5℃を示している。山専用魔法瓶で持参した熱いお茶を飲み、小休憩とする。2〜3人のハイカーが登ってきてはすぐに去って行くのを見て、1002下山にかかる。今度は西コースである。1018「リョウブの丘」を通過し1101西コース入口へ下山、1117駐車地へ戻った。
その後、食料とバーナーコッヘルのみを持って森の案内所裏手の展望台へ上がり、ここで昼食休憩とした(昨年と同じ場所である)。食事後に森の案内所に降りると管理人と出会ったのでヘリコプターの件を聞くと「亀岡の人が杉谷方面で遭難し、昨日から捜索している」のだという。帰途、近くの空地では多くの警察や消防の車両、人々が集まっているのを目撃した。遭難者はまだ発見されていない模様であった(帰宅後、ネットで事故情報を検索したが詳細は不明である)。
お奨め度は5。ポンポン山は本山寺から登るのが一般的であるが、その場合は長い舗装道路歩きが苦行だ。今回ルートは人が少なく、大変静かな山歩きを楽しめるのでお奨めである(以上は昨年情報のコピペ)。出会った登山者は8名。