今回の週末は三重県の松阪に宿泊し、周辺の低山を徘徊するという趣向で出かけた。初日に目指したのは局ヶ岳である。高見山地の東部に位置するこの山は伊勢の槍ヶ岳とも呼ばれており、麓から見上げる頂上部はピラミダルで特徴的な尖峰である。
高槻を600出発、京滋バイパスから新名神、伊勢自動車道を走り登山口の局ヶ岳神社には845着、神社の駐車場には登山者のものと思われる車が一台停まっている。支度をし、まずは神社にお参りして安全登山を祈願、853出発する。
舗装路をわずかに登ると道は左右に分かれる。右は旧登山道、左は新登山道との表示がある。今回は右折して旧登山道を登り、新登山道を下る周回コースだ。林道を数分歩くと左側に五段の鉄階段があり、林道のショートカット道に入る。この分岐は分かりにくく危うく見過ごす所だった。急坂をしばらく登ると再び林道に出る。その先から本格的に山に分け入る。
山道は急坂の連続で少しの平坦部も無い。一定のペースでゆっくり歩くことに専念する。道標は皆無でテープ頼りだが、ルートは明瞭である。高度はドンドン上がり、1021小峠に到着。ここからは新登山道に合流し、稜線の最後の登りとなる。麓から見上げたピラミダルな部分だ。見事な紅葉を愛でながら岩の多いルートを行き、1048山頂に到着。
山頂部は小さな広場となっており周囲には樹木が無いため、正に360度の眺望が得られる。小さな鳥居と祠、三角点の石柱、ベンチ2台がある。ベンチに腰掛けて昼食休憩を摂っていると次々と登山者が登って来て、狭い山頂広場は大混雑の様相となる。筆者はのんびり休憩してから下山した。
新登山道はジグザグばかりだが、傾斜が一定なので歩きやすい。途中、調子良く下っていると石車に乗ってしまい派手に尻餅をついてしまった。その際にストックの先端一段目が折れてしまい大ショック‼️ 駐車場には1335下山した。
翌日も付近の山を徘徊する予定なので、猪の倉温泉で日帰り入浴し松阪市内のビジネスホテルに投宿した。
本コースのおすすめ度=4
上りはキツイが、高度を稼ぐ感覚が気持ち良い。上り下りとも登山中はほとんど眺望が得られないが、山頂からの展望は一流である。逆コースで旧登山道を下るのはお勧めできない。出会った登山者は12名。