M2016_2_No.42


来日岳は城崎温泉の南にある一等三角点の山である。縁起の良い山名、見晴らしの良さから元旦登山も盛んだと言う。高槻からは距離があるが、良天気の予報でもあり足を伸ばしてきた。

 高槻を530出発、北近畿自動車道を八鹿氷ノ山ICで降り豊岡方面へ走る。円山川沿いの県道3号線を山陰本線と併走しながら城崎手前の来日BSに815到着した。事前に駐車場情報を検索したが、適当な場所が見当たらないのでバス停横の空地にクルマを停め830出発。「いらっしゃいませ城崎温泉」の看板が登山路入口である。JR線の宮代川橋梁をくぐり、獣除け柵を開けて山に入る。

 登山道入口では石仏二体に迎えられる。今回ルートは「石仏の道」であり、登山道脇に高さ50cmほどの小柄な石仏が多数点在するのを拝みながら歩く。道は最初から急登で、ウォーミングアップを兼ねてゆっくり歩く。10分ほどで「山頂まで88分」とのキリの悪い数字の標識を見送る。912「天望(展望ではない)」という名の開けた場所に登り着く。眼下に円山川が見え、向かいの山々は雲海の上に望める素晴らしい展望だ。しばし風景にみとれ、写真に収める。

 この先は少しの登りで「304mの頭 山頂まで55分」標識が現れ道は下り坂へと転じる。気持ち良い尾根道で標高を50mほど下げる。935「中間点 山頂まで45分」標識から再び急登となるが、順番に現れる石仏の写真を撮りながら進むと、ちょうど良い休憩のインターバルとなる。1019山頂直下の展望台に到着、ここからの眺めは素晴らしいの一言で日本海に注ぐ円山川の河口が望める。山頂付近にはたくさんのアンテナが建っており車道も通じている。docomo中継所の脇を進み、広場にて昼食休憩とした。

 下山は大師山のロープウェイ山上駅まで車道を辿る(近畿自然歩道)。城崎温泉方面からは、祭りでも行われているのか、絶えず太鼓の音が聞こえる。ロープウェイ駅には1248到着するも、運休中(運休の理由は祭りの影響と思われるが詳細不明)。登山道を下るが、こちらも石仏が多数鎮座している。途中「和合の樹」という二種類の木が合体した郷土記念物を見物。しかし一本は他方に包み込まれて枯死している。絞殺されているのに「和合」とはいかがなものか?今風に言えば「DVの樹」かな、などと考えながら階段まじりの道を下り、1332城崎温泉街に下山した。

 市街地では案の定「城崎秋祭り」の最中で道路は通行規制され祭りの人々が右往左往している。神輿や檀尻が出る様子だが、たまたま休憩時間のようでそれらの見物はできなかった。温泉街を駅まで歩き、その後は円山川沿いの県道を20分ほど歩き(歩道が無く危ない)、駐車地に戻った。

本コースのおすすめ度=5

来日岳までは急登が続き、夏場にはお奨めできない。しかし天気に恵まれれば素晴らしい眺望が得られる。大師山から温泉寺に降りる道は「スズメバチ被害多数により通行止め」となっていたので注意。出会った登山者はロープウェイ駅で休んでいたオッサン1名。

登山ルート

2016-No.42
兵庫県豊岡市
総歩行距離=12.16Km
累積標高差=+814m
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駐車場とトイレ情報

来日BS付近に駐車場はない。道路脇の空地などを利用。城崎温泉街の有料駐車場を使う手もあるが高額となる。トイレは来日岳山頂下、城崎温泉街にある。

山頂ラーメン

利尻島に遠征した折、地元CVSであるセイコーマートで購入した「ダブルラーメン しょうゆ」という袋麺を試した。これは何と、一袋にラーメン二食分が入っているものでデザインも斬新?である。メーカーはマルちゃん(東洋水産)。作成方法に則って450mlの湯を沸かし、ラーメン二塊を投入し三分間茹でる。しかしこれは間違えで、後で良く見ると「麺一個につき450ml」であった。そのため、麺が水を吸ってしまい、ほとんどスープレスのラーメンができあがった。仕方なく別に湯を沸かして追加。さてお味は…難の変哲もないごく普通のインスタントラーメンであり、その飾り気の無い潔さが気持ち良い。それ以外にはコメントなし。しかし「二個一袋」とは、一度に必ず二食食べることが前提の商品であり、北海道ではそのような食シーンが多いのだろうか?開発コンゼプトを是非知りたい。
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