
滋賀県第二の高峰である金糞岳は、麓の高山キャンプ場からのアプローチでは登りだけで8時間ほどを要す奥深い山である。日帰りではかなり厳しい山だが、付近を通る林道を利用すれば、簡単に山頂に立てることに気付いた。駐車場からわずか一時間のお手軽ハイキングとなる。
先週に引き続き、琵琶湖北東部への遠征だ。今回利用する「鳥越林道」は滋賀県から岐阜県へ抜けるもので、落石や工事のために通行できないことが多い。道路情報が公開されていないので、行き当りばったり式に木之本から高山地区へクルマを走らせる。キャンプ場が林道の起点であるが、幸い進入禁止ゲートは無く、林道に乗り入れる。鳥越峠までは10Kmもあるが整備された舗装路で走りやすい。峠を過ぎてやや下った箇所に駐車場があり、そこが登山口である。仕度をして930出発。
「金糞岳」?と書かれているらしい案内標識があるが、「金」以外の文字は薄れて読めない。この先も道標はほとんど無いが踏み跡はしっかりしている。急坂を経て尾根に上がると平坦な道が続く。「頂上まで25分」の標識が現れると急な登りとなる。段差の高い岩まじりの道を我慢して登り、傾斜が緩むとあっけなく山頂に到着(1025)。冷凍した「即攻元気」を飲み、隣の白倉岳を目指す。
金糞岳から白倉岳への稜線は笹の生い茂る尾根道で、眺望は素晴らしいが日陰が無い。一旦下り、岩場を登り返す。ロープが設置されているが、それに頼る必要もなく高度を上げる。登り着いたと思ったら偽ピークで、白倉岳は10分ほど先であった(1110着)。天気は良好で日射しが強く、陰が無いので休憩する気分ではない。来た道を引き返し、再び金糞岳を通過し1220駐車場に戻った。
先週訪れた木之本の「鶏足寺」のモミジ公園にて昼食を摂り、これも先週と同様に己高庵で日帰り入浴してから帰宅。
本コースのおすすめ度=3
今回コースは金糞岳への最短ルートである。危険箇所はなく簡単に頂上に立つことができるため、歩く人も多い様子だ。出会った登山者は16名。
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