2015年最後の山行は琵琶湖の北、余呉湖畔に聳える賤ヶ岳を選んだ。ここは羽柴秀吉と柴田勝家との戦いの場所として有名であり、賤ヶ岳を砦として壮絶な戦いが繰り広げられた歴史がある。登山ルートにもその名残が数多く残されており興味深い。
仕事納めの翌朝、高槻を630発。さしたる渋滞もなく北陸道木之本ICを降り、余呉湖には830着。余呉湖観光館に駐車するも小雨が降っている。雨支度をして846出発、湖畔を5分ほど南下すると登山口だ(岩崎山登山口)。木階段で急傾斜を13分登り稜線に出る。ここで観音堂登山口からのルートに合流、なだらかで広い道を進む。途中、林道を横切り大岩山に920着。山頂には中川清秀墓所が鎮座している。立派な墓石を拝み、緩やかな尾根道を行くと、今度は「首洗いの池」。気味が悪いので池へは降りずにそのまま直進。徐々に高度を上げて行くと小雪が落ちてきた。しかし風は無く、さほど寒くはない。ほどなく1015賤ヶ岳山頂に立つ。琵琶湖と余呉湖が眼下に広がり素晴らしい展望だ。東側には木之本の町も見渡せる。山頂の一角には立派なバイオトイレがあるのだが、なぜか使用禁止となっている。東屋にて山頂ラーメンを食していると、三人組の登山者が登ってきた(今回出会ったのはこの三人のみ)。
1110下山開始、国民宿舎余呉湖荘を目指す。33分で国民宿舎横に出るが、宿舎は休業中の様子だ。駐車場までは余呉湖西岸沿いの道路を歩く。とても静かで気持ち良い散歩だ。途中にワカサギ釣り場があり、ここだけが人で賑わっていたが、それ以外はまるで人気がなく寂れた雰囲気である。「天女の衣掛柳」を見物し1240駐車場に帰着、結局 余呉湖を大きく一周して今年最後の山行を締めくくった。
本コースのお奨め度5
標高が低く気軽に歩ける。山頂からの眺めは素晴らしく、実に気持ち良い。余呉湖畔の散歩も良し。この山は是非再訪したい。出会った登山者は三名。
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