蓬莱山は比良山地第二の高峰であり南比良山塊に位置する。今回は琵琶湖バレイロープウェイの山麓駅駐車場からキタダカ道を登り小女郎ヶ池まで足をのばすコースを歩いた。
琵琶湖バレイ駐車場に745着、しかしゲートは閉鎖されており830オープンだと言う。仕方なく琵琶湖畔で景色を眺め、810ゲートに戻ると丁度開場したところだった(いい加減な時間管理である)。駐車場はロープウェイ山麓駅に近い側からNo.1〜No.16まであるが、登山口直近のNo.11にクルマをとめる。仕度をして829出発、「キタダカ道」に入る。
5分ほど下り、未舗装の林道を登って行く。15cmほどの石が散乱した道で歩きにくい。また傾斜も急で汗が流れる。やがて道幅が狭くなり山道に変わるも相変わらず急傾斜が続く。道はつづら折れでどんどん高度が上がり、息も上がる。歩き始めて一時間で「天狗杉」に到着、小休憩とした。尾根が見えているのだが、登山道はなかなか稜線に乗らない。しばらくしてようやく尾根に出たかと思うと、稜線の反対側に回り込み、「クロトノハゲ」に至る。ここは花崗岩のザレた地質で、植物が育たず禿げている。傾斜が緩むと山頂駅の建物が見えるようになり、最後の登りだ。ロープウェイの索道下を通過し1032打見山に到着。汗だくである。
山頂部はロープウェイで上がってきた人々が次のリフト乗場へ移動している。当方はリフトの横を歩くが、色々な遊具で子供たちが遊んでおり、遊園地の中を歩くようだ。一旦下り、スキー場のゲレンデを登ると蓬莱山だ(1105着)。眼下には琵琶湖が大きく見えており爽快である。そのまま尾根道を進み、小女郎峠から北へ五分程で「小女郎ヶ池」に到着、昼食休憩とした。
その後打見山まで往路を戻り、山頂駅よりロープウェイに乗車(片道¥1100)、何とたった五分で山麓駅に下山した。日曜日の午後ではあるが、時間が早いため順調に走り、1445高槻に帰宅することができた。
本コースのお奨め度4
今回筆者は早足で登り、かなりの運動量を消費した感がある。本ルートはトレーニングには最適だ。山頂駅に至るまでの展望はほとんど得られないが、打見山からの稜線歩きは常に足下に琵琶湖が広がり、気持ち良いことこの上ない。出会った登山者数は未カウント(多い)。
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