全国的に今夏最高の猛暑となったこの日、近畿地方でも37℃を記録した。山に出かけるか悩んだが、簡単な散歩のつもりで「春日山原始林」を歩いてきた。鬱蒼とした密林の歩行を期待したが気温の高さは変わらずで、激しく汗を絞られる結果となった。
春日山原始林とは、奈良・春日大社裏に広がる山にあり、古来春日大社の神山として信仰の場であったため、ほとんど斧を入れず9世紀以降は禁伐令が出されるなど積極的な保護がなされて原始性を保ってきたという(奈良県HPより)。筆者は春日大社駐車場を起終点として、原始林〜若草山を一周するコースを歩いてみた。945駐車場を出発し、柳生街道を東進する。10分ほど舗装道路を歩いただけで汗が噴き出す。すぐに歩行者専用路となり沢筋を登る道となる。自然の石を並べた路面は苔が生え、水に濡れてもいるため滑りやすい。沢の対岸に朝日観音を見るとすぐに1049首切地蔵に到着、東屋にて休憩する。休憩舎では多くの中高年ハイカーがバテた様子で休んでいる。
当方は一服してすぐに出発、春日山石窟仏を見物してから奈良奥山ドライブウェイに出る。ここからは車道歩きとなるが、半分は未舗装路だ。クルマはほとんどおらず快適に歩く。 1210若草山に入るゲートで入山料150円を徴収される。三重目、二重目を通過し若草山に至るが、草原の禿げ山状態である山頂は耐え難いほどに暑い。とても長居できる場所ではないので、すぐに階段を下山し1300駐車地へと戻った。
本コースのお奨め度2
今回のものはハイキングコースである。筆者は柳生街道を歩いたが、原始林の中を行くルートの方が面白そうだ。新緑の季節がお奨めと思われる。
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