青葉山は福井県高浜町にある山で、若狭湾の際に屹立し「若狭富士」とも呼ばれる。山名にはのどかな雰囲気があるが、双耳峰の山頂部は岩稜が続きスリルを味わえる侮れないコースである。

 高槻を530出発、中国道、舞鶴若狭道を走り舞鶴東ICで降りる。途中、篠山付近は激しい濃霧だったが舞鶴側に出ると青空が広がり始める。青葉山青少年旅行村には730着、仕度をして739出発する。道路を少し戻り745登山口に至る。頭上には巨大な送電鉄塔、無粋な送電線が走っているが、これは高浜原発から延びる電線だ(今は発電していないので電気は通っていないはずだ)。

 まずは頂上に青葉神社の建つ東峰を目指して木段を登る。非常に整備されたコースで、休憩ベンチなども多数設置されている。828「展望台」に登り着く。若狭湾が一望の下に見えて素晴らしい眺望である。さらに木段を登ると859「馬の背」に出た。ここは狭い岩尾根となっているが、さほどの危険は無く南側の景色が良く見える。急な階段を登り908東峰に到着、数人の登山者が休憩している。青葉神社は少し高い場所に建っているが物置のような小屋の中に小さな神棚?が据えてあるだけのものだ。小休憩してから出発、西峰を目指す。

 ここからは、東峰までの登りコースとは様変わりで、岩の積み重なった稜線だ。鉄製のハシゴ(階段)、岩に固定されたロープ伝い、ロープ頼りの登降などが続き、楽しくも少し怖い。慎重に進むが足下が濡れているのでスリップに注意しながら慎重に進む。ストックをザックに仕舞い、両手をフリーにして歩く。955西峰に到着、山頂は巨岩を登った場所にある。上がってみると若狭湾、高浜原発が望める。この岩の下は広場となっており避難小屋が整備されている。広場にてラーメン休憩とした。

 1041出発し今寺へ下山するルートをとるが、これが大変な激下り。急傾斜をどんどん降りる。所々にロープが設置されており、それに掴まって降りるが、泥だらけのロープで手袋が著しく汚れる。1112林道に出ると、あとは舗装道路を歩くだけだ。一時間ほど歩いて駐車場に帰着。

本コースのお奨め度4

双耳峰である東峰と西峰の間は巨岩の続く岩稜で、侮れないコースだ(中級レベル)。標高は低いが、眺望は素晴らしくお奨めの山である。出会った登山者は24名、人気の山のようである。


マーカーにカーソルを合わせクリックすると内容が表示されます。


2015-No.19
福井県高浜町
歩行距離=9.77Km
累積標高差=835m
GoogleEarth15-19.jpg
Map15-19-2.bmpUpDown15-19.bmp


青葉山青少年旅行村の駐車場は30台ほど、無料。清潔なトイレも併設されている。山中にはトイレなし。

DSCN7981eses.jpg
マルタイ棒ラーメンのご当地シリーズ「大分」を試した。「鶏がら醤油ラーメン(大分県産ゆず皮粉末付)」というもので、その通りアッサリとした素直な醤油ラーメンである。付属のゆず皮粉末は柚子の香りが強く、入れるとラーメンの性格を一変させる。好みの問題だが、筆者は柚子粉末を使わない方が良いと思う。なお、いつも通りに長白髪葱と焼豚、ゆで卵をオプション投入して食した。

DSCN7958es.jpgDSCN7979es.jpg
17592