赤坂山は滋賀県高島市と福井県美浜町との県境に位置する。この山では2013年に小学生が二人が遭難(翌朝自力で下山)したことで一躍有名になった。草原状の稜線は見晴らしが良く人気の山である。
530高槻発、名神高速を京都東ICで降り、湖西道路から国道161号線を琵琶湖西岸沿いに北上する。マキノ高原手前には長いメタセコイヤの並木道がある。その景観は壮大で実に気持ち良い。スキー場駐車場に705着、仕度をして717出発する。まずは緩やかな傾斜のゲレンデ(草原)を登って行くと登山口だ。ここから長い木段が続く。足下は花崗岩の風化したザレ道で歩きにくい。しばらく我慢すると普通の尾根道となり809東屋のある広場に到着、一服休憩する。
ここからはブナの樹林帯でジグザグに高度を上げる。次第に疎林となり856稜線に登り着く(粟柄越)。ここは高島トレイルの一部で、ハングルで書かれた標識も立っている。右折して赤坂山への最後の登り、13分ほどで頂上に立つ。眺望が正に360度だが薄曇りの天気で、スッキリとした視界が得られない。琵琶湖と曇り空が重なって遠くの山が雲に浮かんでいるようだ。
粟柄越まで戻り、尾根道を直進。草原状の稜線をのんびり歩く。小さなアップダウンを繰り返し1025寒風というピークに到着。その少し先で昼食休憩とした。眼下にマキノスキー場、琵琶湖を眺めながらラーメンを作成。その後、寒風からスキー場へ降りるルートで下山したが、続々と登って来る高校生とスレ違う。8月に登山大会が開催される模様で、その訓練かと思われる。1245駐車場帰着、スキー場に併設された「マキノ高原温泉さらさ」にて汗を流して帰路についた。
本コースのお奨め度5
最初の木段は息が切れるが、その後は快適な登山道となる。特に稜線は視界を遮るものが無く爽快な気分を楽しめる。ルートも明快。この山は人気が高いようで、出会った登山者は多数(50名以上)。
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