本年14回目の山行は連休最終日である。交通渋滞を避けるため、近場である北摂の山を選んだ。剣尾山には2013年3月に登っている。その時は頂上付近に雪があったのだが、今回は新緑を存分に楽しむことができた。

 高槻より北摂の山間部を抜けて登山口には640到着。登山口は能勢温泉の手前にあり有料駐車場にクルマを乗り入れる。すでに三台が駐車しており早朝登山者のモノと思われる。仕度をして650出発、まずは少し下って大阪環状自然歩道へ回り込む。車道を登って行くと左側に能勢温泉キャンプ場が現れる。連休なので多くのキャンパーが朝食中である。706登山口着、「右、是より行者道」の石柱に従って右折する。すぐに木段が延々と続く登山道となる。

 登るに従って巨岩が続々と出現する。これら巨岩を巡る行場があるのだが、登山道から外れるルートなので立ち寄らない。734行者山着。やや平坦な道が続き743「風の峠」との札の掛かった箇所を過ぎる。登山道は固く踏みしめられており、この山の人気が窺われる。802炭焼窯跡に着く。説明板には「炭は栗、牛とともに能勢の三黒として有名であった」とある。能勢の栗は現在でも有名だが「能勢の牛」とは知らなかった(興味あり)。

 814六地蔵を過ぎると月峯寺跡を通り826剣尾山山頂着。小広い山頂には岩が折り重なっており、その上に一人の登山者が休憩している。当方も一服し携行食を補給してから横尾山への縦走路に入る。この尾根には「摂津丹波國界」なる石柱が立っている。尾根を下って行くと植林された杉が、鹿の食害から守るためのプラスティック筒を破って成長している。植林は見事成功だが、このプラ片は放置されたままなのだろうか?そんなことを考えながら横尾山へ登り返す。

 横尾山から下って行くと岩場の多い道を通り、「21世紀の森」という自然公園に入る。分かりやすい地図付きの道標が要所に設置されており歩きやすい。かなりの急坂を下り、「小鳥のテラス」「ひと休み峠」を経て「水辺の広場」へ降り立つ。ここから「オニヤンマの路」で下山するつもりだったが、何と通行止めとなっている。「松食い虫被害により倒木の恐れがある」との説明書きがあった。通行禁止テープを乗り越えて進む。登山道はやや荒れているが明瞭で、倒木など一本もない。15分ほどで難なく下山口に到着することができた(1056)。

 駐車場にてラーメン昼食とし、帰路「山空海温泉」にて汗を流した。ここは「大阪の秘湯」とされており粗末な小屋に湯船が作られてDSCN7652es.jpgいる。どうみても手作りの施設で、オッサンに700円支払って中に入る。脱衣場が非常に狭く、二人も入ればぶつかりそうな程だ。浴槽は二つあり、高温(40〜43℃)と低温(35〜38℃)と表記されているものの、温度はかなり適当な感じだ。湯はかすかに硫黄臭があり白い微粉が浮いている。窓が全開で川を挟んで対岸の道路が丸見え。石鹸シャンプーなどの備品はゼロで、湯に浸かっただけで退出した。珍しい温泉に入ったという感慨は得られたが、肝心のサッパリ感には乏しいという印象である。

本コースのお奨め度5

手軽に登ることができ、眺望が素晴らしい。逆コースは横尾山までの登りがかなりキツそう。出会った登山者は6名。出会った登山者は6名。


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2015-No.14
大阪府豊能郡能勢町
歩行距離=8.44Km
累積標高差=739m
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2013年に訪問した際は駐車料金600円を徴収されたが、今回は管理人不在で無料。管理室は荒れているので当面無料駐車できそうな雰囲気ではある。駐車場に併設されたトイレは故障中で使用不可。他にキャンプ場脇にトイレがある。


今回は生麺とスープを別々に調達。焼豚とゆで卵、メンマ、長白髪葱を投入した。毎回クーラーバッグで焼豚などを冷やして持参するので、何も「インスタント麺」に拘泥する必要の無いことに今頃気付き、スーパーで入手できる各種生麺とスープの組合せを試したという次第。なお焼豚は筆者の自宅(横浜)近くにある精肉店の名品だ。
出来映えは…麺は鹹水が強くコシがあり美味だ。スープはさっぱりとした醤油味で好ましい。具材も良くマッチし上出来の一杯であった。
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