明神山には2月に登ろうと麓まで出掛けたのだが、その時は駐車場に着いた途端に雪が降ってきたので断念した(この山は岩場が多く危険と判断した)。今回はそのリベンジ登山である。登山路は多くのコースが設定されているが、健脚向きとされるCコースを登り、Aコースを下山した。
高槻を545出発、中国道を順調に走り、登山口である夢前町の「夢やかた」には710到着。広大な駐車場には1台だけトラックが駐車しており、オッサンが登山準備をしている(トラックで乗り付けるとは珍しい人だ)。当方も仕度をして730出発。晴天の青空、桜並木の農道を行くとすぐにCコース入口だ。山頂まで1時間30分とある。木段の急坂を登ると「屏風岩」との表示がある巨岩の下を回り込む。尾根に出ると露岩地帯が続く。大きな岩の割れ目を通過すると両側が切れ落ちた岩の上を歩く。岩の表面は粗く、靴底がしっかりとグリップするので安心だ。正面には明神山が聳えているがなかなか近づかない。
810五合目を通過、付近は山ツツジの群落が続いて目を楽しませてくれる。しかし登山道は急傾斜で息が上がる。850八合目には「クサリ場注意」の看板があるが実際には「ロープ場」だ。ロープは二重三重に強固に設置されているので、これを頼りに登って行く。この場所に限らず、ルート全体で危険箇所にはロープが完備され良く管理された山である。山頂には901到着、眺望が素晴らしい。
時間は早いが腹ペコ状態なのでラーメン休憩とする。設置された温度計は12℃を示しているが日射しが暖かく気持ち良い。山頂を950出発し、Aコースを下る。こちらも急傾斜でロープに掴まりながら慎重に下って行く。1040西の丸を過ぎると「マンモスの背」だ。ここは数十メートルの一枚岩の露岩で傾斜もかなり強い。固定されているロープに掴まって後ろ向きに降りる。さほど怖さは感じない。その後も大黒岩などを通り1116駐車場に帰着。
帰り道、近くの雪彦温泉にて汗を流す(800円)。アルカリ性の泉質でとても良い湯だ。露天風呂もあり気持ち良く帰路についたが中国道が事故渋滞中。三田西ICで高速を降り「北摂里山街道」で帰宅した。この道路は山道が続くが新緑の季節には快適なドライブである。
本コースのお奨め度5
標高は低いが登りごたえのある山だ。岩場やロープ場が楽しい。この山のハイライトである「マンモスの背」はAコースにあるので、このコースと他のルートを組み合わせるのがお奨めである。出会った登山者は3名。
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