2015年第二回の山行は金剛山の南に位置する中葛城山とした。金剛山には2013年12月に登ったので二度目の千早赤坂村である。冬の金剛山は霧氷で有名であり、同じ山域にある中葛城山も同様の景観を楽しむことができた。なお、葛城山と言う名の山は数座あるが、「大和葛城山」「南葛城山」に続いて三座目の葛城山である。

 高槻を530発、近畿自動車道を南下し羽曳野ICから金剛山ロープウェイ駅を目指す。山中に入り高度を上げて行くと道路脇に雪が現れる。ロープウェイ駅直近の駐車場には645着、しかし駐車場の営業時間は7時からで入れない。仕方なく近くの民間駐車場に入る(料金はどこでも同じである)。今回の登山ルートは文殊尾根を辿るもので、駐車場の目の前が入口だ。

 722出発、雪道の林道をトボトボ歩くが多くの人が登山開始している(筆者以外は全員金剛山へ向った模様)。途中には分岐が二カ所あるものの道標がない。仕方なく林道を進む。雪の積もる道はかなりの急坂でスリップに注意しながら登ると息が上がりそうだ。そのまま林道を40分歩き801伏見峠に至る。本来は途中から尾根道を行くはずであったが、その分岐を通り過ぎたらしい。

 ようやく辿り着いた伏見峠からダイアモンドトレイルを久留野峠方面へ踏み入る。登山道には所々に動物の足跡があるだけで、人のトレースはない。新雪を踏みしめて進むがこのルートは幅も広く迷うことはない。周囲は樹々に積もった雪や霧氷がまことに美しい。小雪が舞っており、空は灰色で周囲の風景は見えない。色のない水墨画の世界だ。30分ほどで久留野峠着、ここから急木段を登り844中葛城山に到着した。山頂票は平坦な山道の途中にあり、ピークの趣は全く無く、天候のせいで展望も利かない。ベンチがあるものの雪に覆われており腰を下ろせる状態ではない。ラーメン作成は下山後と決めて先へ進む。

 907高谷山を通過し938千早峠に降り立つ。ぶら下がっている温度計は-5℃を示している。行動食を補給し、峠から北側の「林道五條線」側へ下る。35分ほどでバス道に出合い、1026駐車場に帰着。近くの東屋で昼食ラーメンを作成し12時前に帰途についた。


マーカーにカーソルを合わせクリックすると内容が表示されます。


2015-No.02
大阪府千早赤阪村
歩行距離=8.67Km
累積標高差=686m
GoogleEarth15-02.jpg
Map15-02.bmpUpDown15-02.jpg


金剛山登山口周辺には駐車場が多数ある。駐車料金はどこも同じで土日は一回600円(平日は500円)。路肩に駐車する輩も少なからずいるが、情けない。
DSCN6818es.jpg清潔なトイレがロープウェイBSにある。登山靴洗い場も併設。山中にはトイレ無し。


大阪で551蓬莱を知らぬ者はいない。豚まんなどが有名であるが、ラーメンを入手した。消費期限が数日しかない「生」ラーメンである。パッケージには「煮込み麺」とありスープと共に麺を茹でることが推奨されている。例によって白髪ネギと焼豚、茹で卵をトッピングした。お味は…スープが素晴らしく美味しい。あっさり醤油味でクセがなく好ましい。しかし旨味はしっかり感じられる。麺は中太でコシがある。全体のバランス素晴らしく、今まで試した山ラーメンでは最高の品質であった。大阪以外で目にすることはないだろうが、絶対お奨めである。
DSCN6820es.jpgDSCN6822es.jpg

DSCN6805es.jpgDSCN6808es.jpg
17004

おまけ

珍しい「おかずパン」を試した。滋賀県木之本にのみ存在するという「サラダパン(SALADROLL)」という商品で、何と具材としてタクアンが使われている。原材料表示には「タクワン」とあり笑う。タクワンはマヨネーズ他で味付けされており意外にもパンとの相性が良い。タクワンの発酵臭がわずかに感じられるが、細切りされたタクワンのコリコリした食感が新しい。BC級ではあるがお奨めだ。
Saladroll.jpg