2013年6月23日 乾徳山
けんとくさん(2031m)
高校の同級生と共に8名で出かけた。乾徳名物の鎖場にて岩場登攀の練習が目的である。といっても乾徳の鎖場は中級クラスで素手で何とか登れるレベル、特に岩場用の装備も必要なく練習とはならなかった。ちなみに筆者は6年前に乾徳山に登ったことがあるので今回で二回目である。
起点の大平高原は標高1300mを超えるので徳和から登るのに比べればかなり楽である(933発)。登山道は牧場の脇を進む。すぐに林道に出ると、乾徳山登山口なるどでかい看板がある。ここから登山道に入るが、ジグザグの道で高度を上げて行く。2〜3回林道を横切り尾根にたどりつく。途中で鹿の親子に出迎えてもらった。緩やかになった尾根道を行き樹林を抜けると、月見岩を経て扇平だ(標高1850m)。乾徳山の鋭い山頂が遠望できる。再び樹林帯に入り急坂を行く。巨大な岩が真っ二つに切断されたような髭剃岩を過ぎると岩が多くなる。岩にへばりつきながら狭い岩棚を通過、ハシゴを降下すると第一の鎖場が現れる。岩の表面はゴツゴツしているので登りやすい。この先を行くと乾徳山頂が見えてくる。頂上直下の岩壁にとりついている登山者も見える。その岩場には1138着、先行するパーティが登る順番待ちなので、その後ろに並ぶ。しばらく待って筆者の番が来た。先に登った人の動きを見ていたので、登り方に迷うことはない。岩は乾いているので登山靴は滑りにくい。3mほども登ると岩の割れ目に靴先がかかるので楽である。岩場の途中で写真など撮影し、最後はスイスイ登って頂上に至る。
山頂でゆっくりと記念撮影してから下山にかかる。黒金山との分岐付近で昼食休憩。ここからは薄暗い谷を降りて行く。濡れた浮石の多い急坂は滑りやすく危険で緊張を強いられる。筆者もスリップして足首を捻ってしまった。高原ヒュッテには1406到着、その後大平高原に戻り予約していたタクシーで塩山に戻った。
塩山温泉の井筒屋という旅館で温泉に入り(500円)、駅前の居酒屋にて打上げ。馬刺し、馬モツなど地元料理を堪能し、大いに飲み騒いだのだった。筆者は塩山1900発の特急で塩尻経由名古屋へ、さらに新幹線で京都経由高槻へ戻った(2350帰宅)。疲れました…