M2013_No.11


2013年6月15日 大御影山
おおみかげやま(950m)

今回は琵琶湖北西部、滋賀県と福井県の県境に位置する大御影山に登った。当日の天気予報は雨模様と、前日から変わってしまったが決行。しかし実際はかなり本格的に降られ、登山靴の中までビショビショに濡れてしまった。

 起点はビラデスト今津というキャンプ場やコテージを備えた家族旅行村である。広大な敷地にグラウンドや公園などもある。すでに標高は550mもある。
 村内の駐車場から915出発、舗装道路を500mほど戻り大御影山への道標に従い杉林に入る。数分歩くと道幅が狭まって登山道となる。大御影山まで7Kmの看板あり。両側から紫陽花…コアジサイ…が茎を伸ばしているので、これをかき分けながら進む。葉についた水滴でズボンが濡れる。しばらく登ると本道(近江坂)とバイパスが分かれるのでバイパスを選択。しかし15分後に本道に合流すると尾根に出た。道は緩い登りで歩きやすい。途中に小さな池があり、その上に張り出した木の枝にモリアオガエルの白い袋状の卵塊がたくさんぶら下がっている。徐々に高度を上げて行き滝谷山への分岐を見送ると林道を横切る。さらに尾根をたどる。この山域は滋賀県でも有数のブナ林ということで、美しい林相が続く。霧がたちこめる森は幻想的な雰囲気だ。尾根筋の木々は倒れたり曲がったりしたものが多く、冬季の雪の影響が偲ばれる。シャクナゲもたくさん繁茂している(花は4月下旬から5月中旬とのこと)。
 相変わらずダラダラとした上り坂を進む。途中、雨が強くなってきたので傘を取り出す。1210大御影山に到着。天気悪いため眺望は全く利かない。小雨の落ちて来るな中、小広い山頂の一角で昼食休憩とした。
下山は登った道をそのまま戻るが、下草からの水滴攻撃により靴の中まで濡れてくる。登りで使ったバイパスを通らずに本道の近江坂を下ったが、こちらは更に下草が多くヒザから下がびしょ濡れだ。一歩毎にソックスがグジュグジュして気持ち悪いことこの上ない。1500下山。登山道入口には登山届けポストがあったが中を覗くと鳥の巣があり、小さな卵が二個ありびっくり! ポストを設置したら鳥に乗っ取られたのものか、奇妙な風景である。
 ビラデスト今津で入浴し(300円)、ようやく生き返った。

本コースのおすすめ度=5

歩く距離が比較的長いが静かな樹林帯が気持ち良く、深山に入り込んだ感覚を覚える。今回のように雨もまたよし。出会った登山者はゼロ。
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今回の新ギア

ハイドレーションシステムを購入した。下左の写真のもので、プラスティック製の袋に水を入れてリュックに収納、ホースが接続されており歩行中にいつでも水を飲める。水を飲むためにいちいちリュックを下ろさずに済むので便利である。その上、簡単に給水できるので脱水症になりにくい、と言われている。欠点は水の残量が分からないこと(リュックから取り出せばわかるが)。
写真右はカセットガスボンベで燃焼するガスバーナーで、日本中どこでもボンベを入手できる点が良い。火力もかなり強い感じである。
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登山ルート

2013-No.11
滋賀県高島市
歩行距離=13.41Km
累積標高差=774m
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アプローチ

名神高速を京都東ICで降りて、湖西道路(無料)に入り終点まで走る。さらに国道161号線を近江今津かや箱館山スキー場方面に進むとビラデスト今津の看板が現れるのでこれに従うが、狭い林道を10Kmほど走らねばならない。とんでもない山奥に突然素晴らしく立派な施設が出現してビックリするが、これが目的地だ。

駐車場とトイレ情報

広い駐車場あり、300円。これは駐車料金ではなく、環境整備協力金という名目なのでクルマで来なくても一人300円徴集される。トイレは総合案内所内にある。山中にはトイレ無し。

今日のご馳走

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セブンイレブンで購入したマルちゃん「ラーメン横綱」。関西では有名なラーメンチェーンである。お味は…スープは大変よくできている。「横綱」の店の汁が良く再現されている。麺は全く異なり(当然か)、こちらは典型的なカップ麺のもの。全体的な出来は65点、合格とは言えない。