2013年3月16日 原城山(アドプトフォレスト)
はらしろやま
今回は山歩き報告ではない。大阪府が音頭をとって進めている森作り活動へ、筆者の勤務する事業所が参画している関係で参加してみた。具体的には高槻の放置竹林を間伐する作業である。慣れないノコギリを握りしめて会社の仲間10名と汗を流してきた。なお、この作業は年3回行われている。
集合場所にて大阪府職員から本活動の意義に関する説明があった。それによると、元来この地区の竹は塗り壁の心材として利用された「立派な竹」で、即ち太く丈夫で長い品種であるという。また生活の小道具として利用されてきた竹が、プラスティック製品に取って替わられ、その結果竹薮が繁茂してしまった。これを放置しておくとイノシシなどが潜む格好の薮となる上、景観も悪く、里山が荒廃してしまう。
このため、増えすぎた竹を間伐することが我々のミッションとなったのである。作業開始前には安全に関する念入りな注意があり、その後ラジオ体操を行ってから作業に取りかかった。
昼食後解散となったが、先週歩いた摂津峡のバリエーションルートを探るため、キャンプ場コースを散歩してから帰宅した。
本作業の感想
実作業時間は二時間にも満たなかったが、慣れない作業で腕の疲労を覚えた。ノコギリ引き、伐採した竹の分断、運搬、積み上げ、など。竹林は急斜面にあり、竹の枯葉が滑りやすいため登山靴が必要である。次回は5月初旬に実施予定で、筍の掘り放題となるらしい。なお、竹の間伐は「人が傘をさして通れる程度の間隔」が良いと教えてもらった。ふーむ、そんなもんか。