2013年10月27日 大岩ヶ岳
おおいわがたけ(384m)
この週末は高校の仲間と磐梯山に登る予定だったが、台風27号・28号の影響を心配し筆者は早々と不参加表明した(その後台風は本州直撃コースを外れ、しかも速度が速くなったため日曜日は登山可能だったと思われる)。不参加決断はやや早とちりであったか… 悔しいので急遽思い立ち、近場の藪山を歩いてきた。藪山とは言え、「大岩ヶ岳」と名前はすこぶる勇壮である。しかし標高はわずか384mで完全に名前負けしている…
高槻を630出発、筆者の好きな「北摂里山街道」をウネウネと走る。いったん三田に出てから戻るように東進しJR道場駅から千苅ダムへ向う。舗装道路を数分行くと貯水場があり行き止まり。そこに広い駐車場がありクルマをとめる(820着)。貯水場のフェンス脇を進むと千苅ダムが見えてくる。ダムからは轟々と水が溢れ出ており壮観だ。台風の影響か、凄い水量である。昭和初期に建設されたダムとのことだが立派に水を湛えている。ダム前の橋で川を対岸へ渡り、少し下流に向けて歩くと登山口だ。倒木が道を塞いでおり歩きにくい。薄暗い林の小沢沿いに登って行く。踏み跡は明瞭だが道標らしきものはなく、テープや手作りの看板が頼りだ。しばらく行くと千苅貯水池が左下に見えてくる。緩やかな上り坂をせっせと歩いて行くと手作り道標により大岩ヶ岳への道に誘われる。このような小さな道標は見落としがちなので、この山ではキョロキョロ注意力が必要である。そのうち道はいきなり急登となり、息が上がってくる。小さなピークに着くと「大岩ヶ岳はもう少し」の看板が現れる。更に小ピークを越えると最後の登り。頂上近くは岩場だがかえって歩きやすい。934登頂、一人の登山者が休んでいた。頂上は小広く眺望は素晴らしい。270度くらいの眺めで、六甲山方面が樹林で隠れている以外は良く見える。天気は快晴で実に爽快だ。昼食には時間が早過ぎるで水分補給のみにしておく。
しばし休憩してから952下山にかかる。最初の15分程は岩場の急坂で慎重に行く。すぐに沢に出合い、沢沿いに歩く。この辺りは登山路が交錯しているが明瞭な道標がないので慎重にルートを見極める。テープに小さな文字で「東山橋→」などとマジックで書いてあったりするので要注意だ。このようにして分岐をいくつか通過して行く。登山路は背の低い樹林の中を行く。木が高くならないのは表土が薄いせいなのか?などと考えながら踏みしめられた細道をどんどん歩く。送電鉄塔の下をくぐると右下に出発点の駐車場が見えてきた。徐々に高度を下げて東山橋に1100降り立つ。ここから駐車場までは舗装路を戻り1106クルマに戻った。ここでラーメンを作って昼食としてから帰路につき、1320帰宅。
本コースのおすすめ度=4
典型的低山であるが、地元では人気の山らしい。ただしルートは不明瞭な箇所もあり、慎重に見極める必要がある。登山適期は秋〜初冬か。本日出会った登山者5名。
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