2012年3月4日 天覧山・多峯主山
てんらんざん(195m)・とうのすやま(271m)
しばらく山に行けなかったが、足慣らしのため近間の天覧山・多峯主山(とうのすやま)を登ってきた。ここは埼玉県の登山ガイドには必ず出て来るコースで、また小学生の遠足コースとして有名である。
飯能市中央公園の駐車場に815到着。ハイキングの準備をしている人達が数組、やはり人気の山である。能仁寺境内の梅を見ながら歩く。ここで今シーズン初めて梅の開花を見た。道標に従って急な舗装道路を歩くとすぐにトイレのある公園に出た。ここには桜の木がたくさんあり花見の時期には混雑しそうだ。この上を登ると十六羅漢像という石仏が岩場に安置されている。その先のルートは少し岩を登る感じですぐに天覧山山頂に飛び出る。立派な展望台が設置されており飯能市街を見渡せる。さらに案内板によると丹沢や奥多摩、富士山が見えるらしいが、今日は天気悪く何も見えない。
多峯主山へは一旦山を下り、谷を歩く。「マムシ注意」の看板が気味悪いが気持ちのよい谷筋である。見返り坂という緩やかな木段道を登って行く。杉林のしっかりと踏まれた登山道を進むと最後の登り。石段を我慢して高度を上げるとクサリ場がある。何と「子供専用クサリ場」とのことで珍しい。まさしく小学生の遠足コースらしい。ここを過ぎれば山頂で、数人のおっさんがタムロしていた。どうやら毎日登山の人達らしく、次々に登って来る仲間と挨拶を交わしている。話してみると、今日は天気が悪くて見えないが、晴れていれば男体山がこんな風に見えるよ、と写真を取り出して見せてくれた。
小休憩して下りにかかる。すぐに雨乞池があり、その先で休憩していると後ろから来たおっさんが「カメラの三脚を山頂に忘れなかったか?」と言う。うっかり置き忘れてしまった! 礼を言って再度、多峯主山を登り返す。先程タムロしていたおっさんの一人が「俺が保管しておいたぞ」と偉そうに言う。ありがたく三脚を返してもらった。山頂のテーブルで軽食としてカップワンタンを食べ1022下山にかかる。
引き返したルートとは別の道を歩き、1055駐車場に戻った。
簡単なコースではあるが、忘れ物のおかげで多峯主山に二回登ったのでそこそこ良い足慣らしとなった……
今日のご馳走
軽食としてセブンイレブンで購入した「すみれ ワンタン味噌スープ」を試した。スープは味噌ラーメンの汁そのものの味でおいしい。ワンタンは肉厚で食感がモチモチ、食べごたえがあっておいしい。寒い時期には体が暖まって良い軽食である。