2012年10月20日 小野子山
じゅうにがたけ 1201m
二週連続の宿泊山行である。今回は会社の「月見の会」(年に一度だけ集う山の会)で群馬県にある小野子三山に登ってきた。三山とは十二ヶ岳、中ノ岳、小野子山を指す。筆者は二度に分けてこれらの山に登ったことがあるが、今回はタクシー利用でこれら三山を縦走するという趣向である。参加者9名(♂6、♀3)。
【10月19日】
フレックスタイム制を利用し会社を15時に出発、関越道渋川伊香保ICから中之条方面に向かい、小野上温泉の旅館「花山」には1630着。まずは風呂に入る。pH=8.8のアルカリ泉でとても気持ちよい。この旅館は小ぎれいで掃除が行き届いており、サービス良くしかも一泊二食¥7500と格安、お薦めである。1830夕食、その後部屋で宴会。筆者は早めに横になったが飲み会は24時まで続いた模様である。
【10月20日】
朝食前に散歩に出る。小野上温泉は吾妻川沿いにあり、河原は公園として整備されている。公園には河童の石像があったので写真撮影。しかしこの河童、何故ここに立っているのか?旅館の女将も「意味が分からない」と言っていたので謎のカッパである。730朝食、827旅館発。
今回のプランは十二ヶ岳駐車場にクルマを放置し小野子山まで縦走、その後小野子山駐車場にてタクシーを呼び出発点まで戻ってクルマを回収するというものである。845十二ヶ岳駐車場を出発する。天気快晴。まずは未舗装の林道を行く。途中、ビニールハウスで人が作業をしていたので覗くと舞茸の栽培所だった。電気柵で囲まれており物々しい。910林道終点、登山口である。ここで山には登らないM氏と別れる(その後M氏は付近を徘徊し、温泉センターで再び合流)。
山に分け入ると「結婚の森」という標識がある(これも意味不明)。しばらく行くと後方からにぎやかな声が…小学生の団体が登ってきた。当方が休憩していると、元気な男の子がワイワイ追い越して行った。948見透台という狭い展望地に着く。眼下に小野上の集落、その上に榛名山、遠く関東平野が見渡せる。ここから見る十二ヶ岳は切立った岩峰のようだ。見透台から少し下るとかなりの急登を強いられ、最後は設置されたロープにすがって1024十二ヶ岳着。
山頂からは360度の好展望である。小学生が続々集結し昼食を始めたため、狭い山頂はレジャーシートで埋め尽くされてしまった。1038同発、何気なく踏み込んだ登山道は「男坂」だったようで、凄い急坂。木や岩に掴まりながら必死に下る。鞍部に降りた所に「男坂、女坂」の分岐標識があった(女坂は山頂から少し戻ったところが分岐点である)。中ノ岳へは滑りやすい泥道を再びの急登で1111着。樹林に囲まれ展望はない。小休憩して先に進む。なだらかな稜線を快適に歩いていると、いきなり下る。どんどん下って行くと林道に出た。これを横目に今度は登り。本日三度目の急登の始まりだ。メンバー8名、黙々と歩き1207小野子山着、昼食とした。
山頂は小広く展望も利いて気持ちよい。犬を連れたオッサンや単独の女性登山者などが現れ、人気のハイキングコースであることが窺われる。1300出発、如意寺方面に下る。途中、雨乞山を経由し小野子山駐車場に1435到着した。ここでタクシーを呼ぶがなかなか来ない。約一時間後、二台のタクシー到着。メンバーは二台に分乗し一台は直接小野上温泉センターへ。もう一台は登山口の十二ヶ岳駐車場まで行き、クルマを回収して温泉センターにて全員再集結。昨夜泊まった旅館から温泉センターの割引券をもらったので、入浴料は何と250円!(通常400円)。アルカリ性の湯に入って汗を流してから帰宅。帰りの関越道は高坂で13Kmの渋滞に巻き込まれたが1930会社に戻った。
今日のご馳走
旅館「花山」夕食;天ぷら、刺身、煮物など。「おきりこみ」(未撮影)がとても美味。
旅館「花山」朝食;ごく普通、卵料理の無かったのが残念。
昼食@小野子山;コンビニおにぎり2ヶとカップ飯「スープごはん坦々飯」。カップを開けると袋が二つ。一つはα米、もう一つは粉末スープが入っている。調理方法を読むと「二つの袋をカップに開けてよく混ぜる。その後熱湯を注いで4分」とある。お味は…まぁまぁ美味しい。米はα化されているので溶ける寸前のおじやのようだ。スープ中の唐辛子が喉に引っかかって苦しくゴホゴホやりながら食べる。寒い時期にはこれも良いかも、と思いながらも再購入することはないだろう。