M2012 No.11 蕎麦粒山

低山徘徊の記録です。

M2012 updated 2012-12-23

2012年6月2日 蕎麦粒山
そばつぶやま 1473m

高校の同級生3名と奥多摩の奥に位置する蕎麦粒山に登った。山頂部分が蕎麦の実のように三角に尖っていることが山名の由来という。同級生3名は体力充実しており非常な高速登山で、筆者はついて行くのがやっと、という状態でヘロヘロになってしまった。

 蕎麦粒山には2008年5月に埼玉県側から登ったことがある。この時は有間峠までクルマで登り(標高1113m)、都県境尾根まで一時間ほどで到達できるコースだった。今回は より標高の低い東京都側(標高670m)からの登山なので大変だ。
 奥多摩駅835 発車の東日原行きバスでメンバーと合流。バスは登山客で満杯でもう一台増便される状態。筆者は最前列に並んでいたので座席を確保。乗客の大半は川乗橋で下車、終点まで乗ったのは20名ほど。記念撮影して出発、バス停の裏側を登って行く。かわいらしい手作りの指導票を見やると急登のはじまりだ。四人で歩き始めたが、筆者は調子が出ないまま他の三名がどんどん先に行き、あっという間に距離が開いてしまった。こちらも必死に歩くが、間隔は縮まるどころか広がって行く。この時点で追いつくことは諦め、自分のペース(といってもかなり速め)で歩く。30分ほど歩いて小休憩、ここで追いつく(当たり前か)。少し傾斜が緩んで歩きやすくなり、周囲を見る余裕も出てくる。山ツツジがところどころに綺麗に咲いている。登っているのは「ヨコスズ尾根」で、我々の他に二つのパーティが前後して歩いている。ホウホウの体で1100一杯水避難小屋着、昼食休憩とする。
 1142出発、今度はうってかわって快適な尾根歩きだ。尾根とは言っても登山道は大小のピークを巻くようにつけられており、ほぼ等高線に沿って歩いている感じである。最後にわずかな急坂をこなして1230蕎麦粒山着。
 山頂からはジグザクの道を急降下し。その後はなだらかな尾根道を東へ進む。当初予定は「柱谷の峰」より林道に降りるコースを行くことしにていたが、その分岐を発見できないまま先へ進んでしまった。仕方ないので日向沢の峰を越える。ここで鳩ノ巣駅まで行くか、林道に降りるか検討。どちらも三時間ほどの距離であったが、林道に降りることとした。踊平トンネルの前に降り立ち、ここから平凡な未舗装道路を歩く。川乗山への登山口である細倉橋まで85分、さらに35分歩いて川乗橋BS着。時刻表を見ると一時間以上バスは来ない。バス停にいた地元の人が「奥多摩駅まで歩いて30分くらいですよ」といったので、半信半疑ながら歩き出す。結局奥多摩駅までは50分かかって到着。林道に下りてから約三時間歩き通しで、今回の歩数計は39244歩を示した。

今日のご馳走

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カップラーメンとコンビニおにぎり(一個)と茹で卵。ラーメンはエースコック「特製コク醤油ラーメン GOLDスーパーカップ1.5倍(金の鶏油)新ガッツリ3Dめん!」というもので、前回に引き続き何が商品名か良く分からない。調理例の写真が美味しそうだったので購入。
お味は…麺の食感は良いがスープは油っぽく、旨味がなく、塩っぱい→あまりお薦めできない。
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登山ルート

東京都奥多摩町
歩行距離=24.30Km
累積標高差=
+1218m、-1459m
Map12-11.jpgGPS断面図12-11.jpg

アプローチ

奥多摩駅より東日原行きバスにて終点まで。

駐車場とトイレ情報

筆者は奥多摩駅近くの町役場駐車場を借用した。以前にも記したが土日は役場が閉庁しているので迷惑とならない(と思う)。無料、20台ほど駐車可。トイレは奥多摩駅、一杯水避難小屋にある。後者はドッポン式、きれいではない。

お薦め度=3

本コースは始めの急登がキビシイ。県境尾根は広くなだらかで気持ちよい歩きが楽しめる。しかしアプローチと下山路の組合せが難しく、東京側から登る蕎麦粒山は遠い、という印象だ。
出会った登山者=数名
この山域まで来るとさすがの奥多摩でも人は少ない。もちろん山ガールよりもクマに出会う確率の方が高い!?