2012年3月20日 畦ヶ丸
あぜがまる(1293m)
今回は丹沢に行くことは決めてあったが、どの山に登ろうか?さんざん迷った後に畦ヶ丸を選んだ。駐車場から周回コースをつくれること、行程の長さがちょうど良いことが理由である。西丹沢には今年2月に大室山に登ったが、その時は雪が深くて大変だった。今回も雪を心配したが、谷筋や日の当たらない場所では氷結しており少々難儀した。
畦ヶ丸には学生の頃から何度も登っている。畦ヶ丸は西丹沢の山々の中でも静かな山で筆者のお気に入りである。学生時代は避難小屋に宿泊したこともある。また、白石峠〜モロクボ沢の頭を結ぶ稜線は更に人が少なくしっとりと落ち着いた山歩きを楽しめる(眺望はあまり良くないのが難点ではあるが)。
自宅を520発、西丹沢自然教室には620着、車中で朝食のオニギリ2個を食べる。駐車場にはすでに5台のクルマあり、まだ出発していない一組が登山準備をしている。当方食事中に早くも自然教室の管理人が出勤(はやっ!)。朝食後に身支度を始めると、管理人が「山に登るのなら登山届けを出して下さい」と言いにきた。素直に備え付け用紙に記入しながら管理人と雑談を交わす。今年の雪は例年になく深いそうだ。
650自然教室出発、舗装路を歩く。キャンプ場を見やりながら用木沢出合を過ぎ、クルマ止めのゲートを越える。白石滝には830到着。ここは滝を遠望できるポイントであるが、木々の葉っぱが落ちる冬以外は滝はほとんど見えない。今日は珍しく滝を拝むことができた。ここから先は白石沢の源流を遡るルートとなる。沢筋には雪が残っており歩きにくい。しばらく登ってからアイゼン装着。傾斜はかなりキツく、最後はステップの高い木段登りの連続である。ほうほうの体で白石峠に辿り着く(924)。ここまででかなり体力消耗……
峠にてアイゼンを外し稜線を南に向かう。小さなアップダウンの続く気持ち良い尾根道だ。調子が今ひとつで、ペースを落としてゆっくり進む。水晶沢の頭、バン木の頭を越えて行く。前方左手には遠く高く畦ヶ丸が見えている。目の前の道を着実に進むみモロクボ沢の頭には1113着、出発から四時間半ほどが過ぎている。ここから畦ヶ丸へは北西斜面のルートで、融けていない雪が多く、滑って歩きにくい。アイゼンを付けるほどではないと強引に登って1139避難小屋着。ともかく中に入って昼食とした。避難小屋には先客として一組のカップルが食事中だったが構わず一角を占める。小屋には大きな薪ストーブがデンと設置されている。そのせいか室内には煙臭が染み付いている。
カップラーメンを食べてから出発、畦ヶ丸山頂にて記念撮影し(1225)下山にかかる。途中、「善六のタワ」というザレたキレットを慎重に通過。終盤は疲労がたまり、よたよた歩きで1411自然教室に無事帰着した。
今日のご馳走
ニュータッチの「横浜とんこつ家 豚骨醤油ラーメン」を試した。パッケージには「凄麺」と書かれているが何が凄いのか分からない。お味は…スープはさほどクドくない。麺は太麺でツルツルしている。小さな焼き海苔が二枚入っているが、こんなもの要らない。全体に特徴のない味で不味くはないが美味しくもない、といった感じである。