M2011_No.22

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2011年10月28日〜29日 中藤山
なかっとうやま(1665m)

職場の山の会「月見の会」総勢15名で河口湖の北側にある中藤山に登った。ここは黒岳と節刀ヶ岳を結ぶ稜線上にあり、この山だけを訪れるには極めて地味なコースである。今回は大石から大石峠~中藤山~新道峠~大石と周回できる利点があるため、このルートとした。

10月28日
 「月見の会」は筆者の勤務する職場で35年以上続くサークルであるが活動は年一回、山を歩き月を見ながら宴会するという趣向である。しかし近年は月を見ずに宴会する、単なる飲み会に形を変えている(山には登る)。今回も「月齢=1」で月を見ることはできない。
 フレックスタイム制度を活用し会社を15時に出発、河口湖北岸から少し奥に入った場所にある大石プチペンション村に向った。今宵の宿は「ペンション ノーム」である。入浴後テラスでビールを飲むが、日が落ちると気温が下がりかなり寒い。ダウンジャケットを着込んで耐える。夕食後はお定まりの宴会だが筆者は早々に部屋に引き取り就寝 Zzz…

10月10日
 朝食は7時からで0808に出発。今回は新入社員が五名参加し総勢15名である。月見の会は天候に恵まれないことが多いのだが、本日は珍しく快晴だ。クルマを宿泊したペンションに置かせてもらい舗装道路を30分歩き大石峠への登山口着。記念撮影して山道に分け入る。昨夜の宴会で飲み過ぎた者が一名おり、ゆっくりとしたペースで登って行く。杉の植林帯から自然林に変わると紅葉がチラホラ始まっている。
 0945「自然の湧水」着。僅かな水が流出しているが水場として緊急時用という感じだ。ジグザグの道で高度を上げ1024大石峠着。富士山が目の前に良く見えている。既に昼食用おにぎりにかぶりつく者あり、大休憩。1042出発、稜線を東に向う。南側に常に富士山が見える歩きやすい快適な尾根歩きだ。1053ピークの不明瞭な不逢山を通過、小さなアップダウンや露岩を渡る箇所などもある。1139中藤山(なかっとうやま)着、昼食休憩とした。
 ペンションで用意してくれた弁当とカップ焼きそばを食す。食事をしていると上空をパラグライダーが飛んでいるのが見えた。1240出発、新道峠まではすぐで1300着。ここからはジグザグ道の連続で一気に高度を下げ1343林道に降りる。荒れた林道を歩き舗装道路に変わると大きな砂防堰堤があり、堤体の上を猿が一匹歩いていた。この一帯には多くの猿がタムロしており不気味である。別荘地の中をドンドン下り大石の村に出る(1430)。村の路地をGPS頼りに近道し1510ペンション村帰着。
 帰路、近くの温泉「野天風呂 天水」に寄って汗を流した(割引券利用で¥800)。帰りの中央道は毎度の渋滞に遭遇したが1845研究所に戻った。

本コースのおすすめ度=★★★☆☆(評価3)

本文にも記したように中藤山だけを登るのはいかにも「モッタイナイ」。せめて黒岳には足を伸ばしたいところだ。本コースは天候さえ良ければず〜っと富士山、河口湖が望める、好展望の稜線歩きが楽しめる。休憩時間を含み全歩行時間は7時間。登山口と下山口が離れているところが難点。秋~初冬が良いだろう。

本日のデータ

・本日の歩数=不明
・本日出会った登山者=11名。
・本日の体重と体脂肪率=不明。

登山ルート

2011-No.22
山梨県南都留郡富士河口湖町
歩行距離=14.21Km
累積標高差=+1099m
Map11-22.jpgGPS断面図11-22.jpg

アプローチ

中央道を河口湖で降り河口湖大橋を渡り大石へ。立派な県道719号線へ右折し数分で左側に大石プチペンション村への標識が現れる。案内板によるとペンション村には宿が29軒あるようだ。

駐車場とトイレ情報

登山口、下山口の林道脇に駐車できるが十分なスペースは少ない。コース中、トイレはない。新道峠から下った林道に簡易トイレを見かけたが施錠されており利用不可。

今回のご馳走

DSC_4532es.jpgDSC_4551es.jpg
夕食(左)はスープ、サラダ、魚料理、肉料理、パン、デザート、コーヒー。
朝食(右)はゆで卵(1/2)、ソーセージ、サラダ、サンドイッチ、パイナップル、ジュース、コーヒー。

DSC_4641es.jpgDSC_4646es.jpg
これは震災と原発事故で大被害を受けた福島県双葉郡浪江町のB級グルメ「なみえ焼きそば」である。購入すると復興支援金が寄付されるらしい。味は…残念ながらB級でした。その他、宿に用意してもらった昼食弁当はおにぎり二個、唐揚げ、オムレツ、ちくわ天ぷらと豪華。これは350円と格安だった。